軍師官兵衛:大河ドラマの官兵衛・秀吉 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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■秀吉(1996)
演:伊武雅刀(秀吉役:竹中直人、竹中半兵衛:古谷一行、信長:渡哲也)
主なシーン:中国大返し、高松城水攻め(第27回)

今回の「軍師官兵衛」のキャストが発表された際、
竹中直人さんの18年ぶりの大河出演、しかも同じ秀吉役で!
~というニュースが話題になってましたが、
その18年前の大河ドラマが、この『秀吉』です。



原作は堺屋太一の小説、『秀吉』『豊臣秀長』
そして、『鬼と人と 信長と光秀』の三作品。
これに脚本家の竹山洋氏が創作した逸話などを随所に盛り込み、

主人公である秀吉は勿論のこと、
弟の秀長(小一郎)の逸話も多いドラマになっていました。



この伊武雅刀さん演じる黒田官兵衛は、秀吉の右腕として、
「切れ者」というより、「心を許した家臣」として頻繁に登場します。



その容姿はかなり個性的。片目に眼帯をしているのが特徴でした。
登場当初は、周囲をかえりみない豪胆な態度と発言によって、
周囲の人達からは煙たがられる存在に・・・。

ついに、秀吉の弟の小一郎(高島政伸)からは、
「あの者は人を苛立たせる」と評されるまでに。w



先輩軍師にあたる竹中半兵衛(古谷一行)に対しても、
何かにつけてライバル視する傾向が強く、
半兵衛の「策」を完全否定するシーンなどもありました。

しかし、その彼の心情を見抜いた半兵衛から、
軍師のあり方を諭され、後年、官兵衛のイメージはガラリと変わり、
深謀遠慮な人柄へと変貌していきます。

伊武さんの鋭い声の質と、柔和な雰囲気の声を持つ古谷さん、
この二人の軍師の配役&性格付けが秀逸で、
とても味のある作品に仕上がっていたと思います。



※TVドラマ『のだめタンタービレ』
クラシック音楽をテーマとした、同名漫画が原作。
2006年10月から12月、連続ドラマとしてフジテレビで放送された作品。
このドラマには、大河『秀吉』に登場した、
秀吉、官兵衛、家康が、三人そろって出演してました。(笑)

・竹中直人 秀吉   世界的名指揮者、フランツ・フォン・シュトレーゼマン。
・伊武雅刀 官兵衛 桃ヶ丘音大の裏にある定食屋の主人=峰 龍見(みね・たつみ)
・西村雅彦 家康   ピアノ科の落ちこぼれ専門教師=谷岡 肇(たにおか・はじめ)

・・しかも、話しはそれだけではなく、、

大河『秀吉』の影響で、1996年の流行語になった「心配御無用!」
この台詞は、今回の大河『軍師官兵衛』でも、秀吉が何度も口にしていますが、



「のだめカンタービレ」に登場する指揮者シュトレーゼマン(竹中直人)も、
音大のキャンパス内で「シ~ンパイ・ゴムヨウ!」と叫ぶシーンがあります。
これは、竹中さん独特の遊び心あふれるアドリブなんでしょうが、
この収録データを、そのまま採用したプロデューサーも大したもんです。(*^ー^)ノ
(つうか、初めて見た時、コーヒー吹きこぼしたよ。^^)

▼軍師官兵衛:大河ドラマの官兵衛・おんな太閤記