軍師官兵衛:第20回 囚われの軍師 第4幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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【第1場:有岡城~裏門への通路】
捕らえられた官兵衛は、再び牢へ。
 今度は、今までとは違う「土牢」へと連れて行かれる。



自分のせいで~という思いの強い、だし
 その彼女の裏切りを嘆く村重
村重に詫びながら成敗される覚悟を決める、だし
 何も語らず、刀をおさめて立ち去る村重

※平伏したままの、だし。
その窓格子から差し込む陽の光が「牢獄の格子」の様にも見える所から、
殺されなかったとはいえ、自分にはどうする事もできない・・・、
精神的に閉じ込めれてしまった彼女の心境を表現している点が秀逸。



そして、場面は、だしのいる「窓格子」から、
官兵衛のいる「土牢の格子」が映し出されていき・・・、



この二つの場面の構図が、互いにリンクしている点は、
官兵衛と、だしが、肉体的、精神的な牢にいる事を感じさせる、
そんな、編集者の「粋な技」を感じました。

【第2場:有岡城~土牢】
じめじめとした土牢の中、黙して座っている官兵衛
 近くにはネズミ、イモリヤモリ、ムカデのオンパレード。
土牢の窓から聞こえる賛美歌のメロディ



※動きまわっているネズミとムカデは、ひと目で本物だと思いましたが、
 トカゲに似た小動物(イモリ?ヤモリ?)は、作り物かな?
 いやいや、よく見ると、おなかの部分が細かく動いてやがりました。w

【第3場:有岡城~礼拝堂】
官兵衛が耳にした賛美歌は、城内の礼拝堂で、
 祈りをささげながら口ずさむ、だしの歌声だった。



※何も出来ない、だしが、現実逃避よろしく「祈り」に逃げたので、
「ふ~ん、あっそ」と、なんとも無感動に眺めていたら、
この直後、美玲ちゃんのアップを持ってきたのには驚きまくりました。

この顔、その表情は、まさに、菩薩・・
いや、彼女はキリシタンなので「聖母マリア」なんでしょう。



まだまだ、あきらめてはいない、だし
その彼女が、考えあぐねた上に出した結論が、牢の中の官兵衛に対し、
せめてもの心の慰みにと、「歌うこと」だった~と。

いや、なるほど、

このアップはマグナム級の破壊力がありましたね。
桐谷美玲をキャスティングした理由が、やっと分かりました。ヘ(゚∀゚*)ノ

「ちょっと、あんた、褒めすぎだよ!」と、
そんな風に思われる方もいるかもしれませんが・・・、
同じマグナム級の破壊力があっても、適材適所ってもんがある。


            (朝の連ドラ「花子とアン」より)

おいらの敬愛してやまない、白鳥様。もしも彼女が、だし役だったら?
いや、みなまで言いませんが、読者の方々には御理解いただけるかと。(*v.v)。

【第4場:有岡城~土牢】
牢の外から聞こえてくる、その歌声に心を癒される官兵衛。
 官兵衛の未来は地獄への道か?それとも・・・。



※NHKの番組と番組の間に流れる、60秒ほどのドラマ番宣タイムにて、
 この「土牢セット」が紹介されていました。
 いや~、よく出来てますよ。
 美術チーフ=山内浩幹さん、渾身の出来ばえじゃないかと。
 見逃しちゃった方は、公式HPでも紹介されてますので、こちらをどうぞ。(*v.v)。

【次回予告:松寿丸の命】

「人質、松寿は、わてが殺しまんがな」と、鬼へと豹変する半兵衛どん。


バババーン、ドキューン!万見仙千代殿、討ち死に~!!


善助達が変装している商人=銀屋(しろがねや)とは、
御師の伊吹文四郎が有岡城下に借りたスパイ基地だった・・・。

次回も楽しめそうずら。♪(*'-^)-☆

▼軍師官兵衛:第21回 松寿丸の命 第1幕