私にとっての三大記念日・・・
1つ目は・・・3月30日:フランシーヌ記念日
新谷のりこさんが歌う「フランシーヌの場合」でお馴染みの日。
私は勝手に「フランシーヌ記念日」として(汗)、この日に「フランシーヌの場合」」を聴いて、1969年3月30日の日曜日のフランシーヌのことを想う。
私は勝手に「フランシーヌ記念日」として(汗)、この日に「フランシーヌの場合」」を聴いて、1969年3月30日の日曜日のフランシーヌのことを想う。
2つ目は・・・8月31日:晩夏記念日
8月31日を「夏の終わりの日」として、私は勝手に「晩夏記念日」として(汗)ユーミンの「晩夏」を聴いて、ゆく夏を想う。
そして3つ目は・・・6月19日:桜桃忌
玉川上水に入水した太宰治の遺体が発見された日(1948年)であり、偶然にも太宰の誕生日(1909年)でもある。
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初めて桜桃忌の日に、三鷹市・禅林寺にある太宰治のお墓参りにやってきたのはかれこれ30年ほど前のこと。
当時は境内の施設を開放して、太宰ファンが太宰に対する想いを熱く語る、というイベントが行われていた。
人も大勢集まって、その熱量は大変なものだった。
以降、桜桃忌当日またはその前後の日に毎年のように禅林寺に訪れている。
今年はいかにも梅雨時らしく、雨の一日。
三鷹に着いた頃には、糠雨になっていた。
商店街を抜けて禅林寺に到着。
30年前とは違ってイベントはなく、境内はひっそりとしていた。
ただし太宰の墓前には入れ代わり立ち代わり人がやってきて、太宰を偲んでいた。
私も墓前で想いを告げた。
すぐ近くに森鴎外(林太郎)のお墓もある。
鴎外の墓前でも想いを告げた。
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境内では今年もとりどりのアジサイが出迎えてくれた。
アジサイは晴れの日よりも、こうして雨にしっとりと濡れている方が美しさが引き立っているように思う。
ユリの花も咲いていた。
もうそんな季節なんだね。
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いつもだと、このあと玉川上水沿い(三鷹ではなく、鷹の台の方なんだけど:汗)をぶらぶら散策するんだけど、この日は映画館へ。
大林宜彦監督の「さびしんぼう」を観た。
10数年ぶり? 久しぶりの鑑賞。
尾道三部作の中では一番好きな映画、1985年の作品。
あらすじも記憶がおぼろげだったこともあって、初見のような新鮮な気持ちで観られたのはよかったかも。
ショパンの「別れの曲」が印象的に使われている。
涙腺が緩んでしまった。
やっぱりいいね、この映画。
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こうして終わった、今年の桜桃忌。
来年はどんな桜桃忌になるのかな。