All Aboutに掲載をしたこちらの記事
を通じて連絡をいただき、
目黒区にて「イヤイヤ期の乗り越えようvo.1」を開催しました。
イヤイヤ期……。
あ~んなにかわいかったあの子が、
ある日突然、 「自分で!」「イヤ!」と言いはじめたり
大声で泣き叫んだり……。
初めのころは私も、鬼のような形相で
真正面から子どもとやり合っていました。
ふふ……。若いな。
これは子どもの成長の過程での大切な段階であり、
本当は尊重し、自信をつけてあげなくちゃいけないんですね。
そのことに心から納得ができたとき、
不思議とぶつかることはなくなり。
どんなに泣き叫ばれても「やってるやってる」と
涼しい顔で対応ができるようになりました。
今回は、3回シリーズということで
1.いやいや期ってなあに?
2.子どもの心の成長に合わせた対応方法
3.親の心~葛藤との付き合い方
といった切り口で、
エピソードとワークを織り交ぜながら構成をしてみました。
当初、20名定員で募集を始めたのですが
あっという間に28名のお申し込みがあったそうで
「イヤイヤ期」に対するみなさんの関心の高さが感じられました。
当日はまず、私がいかにイヤイヤ期に翻弄されていたかをお話しし
みなさまから、「うちの子について」ということで
●子どもの状態(現状)
●目指している状態(理想)
~についてお話いただき。
出てきた話題をいくつかPick Upして
ホワイトボード上で、その意味・対応方法をご紹介し。
イヤイヤ期の仕組み~子どもが求めているものをお話ししました。
上がってきていたのは、
・スーパーで「買って!」と大泣きする
・お風呂に入るときに服を脱ぐのを嫌がる
・お風呂上りに服を着るのを嫌がる
・食べ物の好き嫌い
・自分(母親)と他人と、態度が違う
~などなど……。
「イヤイヤ期かな?となんとなく思うんですが、
だからと言って、どうしたらいいのかもよくわからないですし…。
この対応が、合っているのかいないのか…。」
みなさん、もんもんとした葛藤を抱えながら
日々子どもと向き合っていらっしゃるんですね。
私がお伝えしたのは、それぞれのケースの背景と
1.前振り
2.確認(意味を伝える)
3.見守る
4.気持ちを受け止める
5.認める
~といった一連の流れ。
それぞれのタイミングで、
子どもの気持ちに寄り添いながら対話をしていくうちに
自然とこういった流れになるのです。
(保育士さんたちも、
よくよく見るとこれに近い流れで対応をしています)」
お母さんたち、真剣にメモを取り、うなづいていましたね。
その後、子どもの気持ちと自分の気持ち、
折り合いのつけ方に関するワークを一つ。
実際にイヤイヤっ子&親役になりきって
ロールプレイをしてもらうワークを一つ。
印象的だったのは、
「自分の気持ちをわかってほしい…と思うほど、子どもには伝わらない」
「共感って、むずかしい」
~という言葉。
そうか……。共感って、むずかしいんだ。
そのことに気が付いて、ペーシングのワークを取り入れてみたり。
「父親と母親で、子どもに対していうことが違うんです」
~という質問には
「気になる事柄一つ一つ、
お父さんとお母さんの価値観のすり合わせをして
子どもに対応をする際のライン決めをしてください」
……とお伝えをしたり。
「イヤイヤ期」という入口から子育てワールドを見回すと、
お父様・お母様の抱える手探りな「?」があちこちにあることに気がつきました。
今回のやり取りを受けて、第二回目・三回目では
もっともっと、素朴な疑問が出てくるように。
出てきたその場でクリエイティブにやり取りをして
より、皆さんのお役にたてる時間にしていきたいと思います。