東北大学公共政策大学院を修了して、早くも(約)4か月が過ぎました。
修了式後に反省する予定だったのですが、イマイチできていなかったので、
とりあえず4か月経って少し頭が整理されたような気がするので振り返ります。
同志と議論して教員に叩かれ、楽しい日々だったなぁというのが率直な感想です。

大学院1年のときは、いきなり「政策調査の技法」という授業に放り込まれました。
新入社員に研修があるように、入院者の新人研修みたいなものです(笑)
1週間で政策調査の基本を学ぶということで以下のことを行いました。
(1)インターネットによる情報収集
(2)聞き取り調査の手法
(3)数値データの整理・分析

本院の基幹的科目は何と言っても「公共政策ワークショップⅠ」です。
他大学の公共政策大学院でもうちの「公共政策ワークショップⅠ」ほど
練られた科目は組まれていないような気がします(様々な話を総合した結果)。
東北大学公共政策大学院のコアコンピタンスはここにあるんでしょうね。


東北大学公共政策大学院2009年度入学志願者向けパンフレット(PDFファイル)

金沢大学地域創造学類のホームページでの「卒業生のメッセージ」
に引き続き、
今度は東北大学公共政策大学院のパンフレットに卒業生のメッセージを書きました。
本大学院に興味がある方はぜひご覧ください。

今回のパンフレットは、私たち3期生の有志が修士論文終了後に何度も集まり、
どういうパンフレットにすれば受験生のほしい情報が得られるかを考え、
提案した結果がふんだんに取り込まれて作成されています。

東北大学公共政策大学院は今年大きく入試制度を変更しました。

特に大きな変更点は以下のとおりです。
(1)専門科目の廃止
法学部の法律専攻以外の学生には評判の悪かった法律の専門科目。これが廃止されます。
小論文(内政関係の政策課題・経済に関する政策課題・国際関係の政策課題)が出されます。
それを書くには当然学問的なバックグラウンドをもとに書くべきだと思いますが、
それはどのようなアプローチであっても論理的なつながりが重要です。

(2)1回で済む仙台での試験
今年の場合、2008年9月27日(土)、28日(日)に行われます。
27日9:00-10:30に小論文を行い、27日もしくは28日に面接が行われます。
面接は例年通り1時間です。1時間できっちり熱意を伝え、議論できるかが問われます。

(3)スピード決着の合格発表
例年は受験から合格発表までが長かったですが、今年は10月3日(金)に発表されます。
このスピード決着は、受験生にとって大いに魅力的だと思います。

多様な学生が集まって、多様な知を生み出す議論を巻き起こしてほしいですね。
カリキュラムと地域をうまく使えば、充実した2年間が送れると思います。
Picasa「てっぱくてっぱく!」(リンク先に写真があります)

「マニアを引き込むまちづくり」については、以下の記事があります。
・2006年5月5日「マニアを引き込むまちづくり」(宮城県石巻市:マンガ)
・2006年6月6日「マニアを引き込むまちづくり2(鉄道編)」
・2007年9月20日「群馬に行ってきました(碓氷峠・榛名湖・県庁)」(群馬県安中市:鉄道)

今回の鉄道博物館(てっぱく)は、まちづくりではないですが、
鉄道ファンのみならず多くのお客さんを集めているようです。
今後のマニアを引き込むまちづくりの深化を目指すべく、
押さえておくべき施設だということで浦安から大宮に行ってきました。

非常に中身の薄い記事ですが、とりあえず行ってきた報告です。

テレビ番組の「タモリ倶楽部」で以前特集をやっていたこともあり予習済。
だからある程度予想はしていたのですが、ほんとうに広かったです。


↑さんざんお世話になった東北新幹線の時刻表が足元でお出迎え。


↑自動改札があります。ただ、Suicaで入るにしても一度登録する必要があります。


↑大人気の蒸気機関車シミュレータ。予約はすでにいっぱいでした。


↑上から見るとこんな感じです。


↑JNRのマーク。このマークかっこいいと思います。

総じておもしろかったですが、やっぱり時間が足らなかったです。
結局どこもそうですが、体験型の設備をどのくらい用いるかがポイントです。
体験型の設備は陳腐化しやすいので危険といえば危険ですが…
(少し古くなってしまった科学館の体験型設備が好例です)。

ちなみに国土交通省が鉄道ファンやその他の方からの意見を募集しています。
国土交通省ホームページ「鉄男・鉄子、みなさんの部屋」
これは、参加障壁を下げたパブリックコメント風意見聴取といったとこですね。
何か鉄道に関するエピソードをお持ちの方は、応募してみてはいかがでしょうか。