TwitterのIDは9月に取っていたのですが、結局使わずじまいになっていました。
わかおのTwitterはこちら
はじめてみると、ブログよりかなり手軽に書ける感じですね。

どんどん私的空間が外部化されていく感覚を覚えています。
どこまでも公開できてしまう方向性になればなるほど、
「どこまで公開してどこまで公開しないか」の線引きができる重要性を痛感します。

ただ、どこまでも監視の目が行き届いていて、
あの店のこの人の対応は今一つだったということもすぐに公開できてしまいます。
どのようにメディアを活用するか、消費者と生産者の攻防が起こりそうな気がします。

今年もさまざまな人にお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
みなさんもよいお年をお迎えください。
わかおができることであれば、
何かお手伝いしたいと思いますので、
お気軽にお申し付けください。

来年は仕事面でも、プライベートでも飛躍の年にしたいと思います。
東京大学公共政策大学院「Wisdom of Crowds Project」

東大公共が"Wisdom of Crowds Project"というPJを実施しています(~23日まで)。

どのような目的で行われているのかは以下のとおり。
「4つのソーシャルメディア用いて多くの皆さんの意見、アイデアを集め、それらが『集団の知恵』として実際の政策形成に結びつく可能性を探り、『インターネットを通じた政策形成過程への国民参加』の可能性とその限界、更にはその限界を克服する為の条件を探究します。」
パブリックコメントとの違いがあまり見えませんが、行政が実施しないパブリックコメントという位置づけなんでしょうか?全般的になぜこのような活動をしていて、既存の市民参加の手段であるインターネット市民会議室等(藤沢市が有名)と何が違うのかを明確にしたほうがよりわかりやすいという気がします。

タバコの適正価格を議論するmixiのコミュニティは、禁煙運動家がタバコの適正価格以外の議論をして、結構混乱しているようです。当然このような展開も予想すべきで、どれだけ初めに「荒らし」リスクを受容できるかという問題もあります。また、運営者側がどれだけ交通整理できるかという問題もあります(やりすぎはやりすぎで逆に意見がでなくなる可能性も…)。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=48441215&comm_id=4693716
NHKで土曜夜9時から放映されている「再生の町」
このドラマ、NHK土曜夜9時枠ということで、本格社会派ドラマに仕上がっています。

わかおは第1回から見ていますが、このドラマはほんとによく取材されている印象があります。実際に大阪近傍の自治体20団体以上に取材に行っており、撮影も門真市役所で行っているそうです。

主人公は地方公務員。横浜の老舗百貨店が激安スーパーに売却されることになったため、地元に戻り地方公務員として平凡な毎日を送っていました。そんなときに、なみはや市の財政破綻が発覚。財政改革特別プロジェクトチームが組織され、その中に主人公も入ることになります。

いろいろなステークホルダー(第1回は市営住宅居住者、第2回は区画整理対象者、その他に市長・市議会議長・他の職員(PT内/外)など)との関係の中で、いま現実に起きている問題に直面し、それでも事務事業見直しを通した財政改革を実行しなければならない状況。

その中でも、主人公が市民の生活を守ろうとする思いがとてもよく表れています。たとえば市営住宅の建替問題では、予算削減率15%を達成するために、空室分を建て替えず、余った土地を民間に売却する案(背景は好立地物件)などを導き出しています。

その案を説明すると、東京から来た経営コンサルタントに「土地の売却はあくまで見込みでしかない。建て替えをやめるのが現実的。」と言われ、プロジェクトリーダーに「とにかく確実に削減できる案を持ってこい」、「情をもって非情となるんや」と言われます。


この「情をもって非情となる」・・・とてもずーんと心に響きました。


もし自分がこのコンサルタントの立場として入り、時間内に成果を出して終わらせるためにはどういう手段をとるんだろうかと考えたところ、やはり現実的には建て替え中止という案に落ち着かせなければならないかもしれないなと考えました。

「情をもって非情となる」。政策を考えることは、こういう側面が大きいことも知っていますが、弱者への温かいまなざしを忘れた政治・行政は、本当に価値があるのかということもまた一方で考えます。



やっぱり、わたしは「情を持った」コンサルタントになりたいです。