麹について | 青森市石井接骨院  

青森市石井接骨院  

貴方の不快な痛みや、コリ、等を
やさしい手技治療で
回復するお手伝いをしています。
頭痛、肩こり、腰痛 ご相談くださいヾ(´^ω^`)ノシ

毎度さん♪青森市石井接骨院 石井俊光です。

お晩です!

国際和合医療セミナーに参加してきました。
自分の接骨院の中で仕事をするのとはまた違った感じで新鮮でしたよ。
なによりも会場の雰囲気が素晴らしい状態で大満足です。
きっと会場を運営してくれたスタッフの力だと想っています、同じ会場なのにこんなにも違うものなのかと驚きでいっぱいです。

明日も休診となっておりますお間違えの無いようにお願いしますよ^ ^
今日で会いがあった皆さんありがとうございます、明日も皆さんにも幸せが降り注ぎますように♪


内海先生のFBより転載

麹について

甲斐さんの記事から引用ですが参考になりますね♪。

種こうじ製造に用いられる木灰について
(日本微生物保存連盟読 140,9(1993)より転載)

明治以前の麹の種菌には木灰が巧妙に使われていました。
微生物の
取り扱いも明らかでなかった時代より、どのような工夫をして麹衆達は品質を保持してきたのでしょうか。
そこには木灰を使用すると
いう特異な方法があることに気付きます。
木灰を使うことにより、
きわめて純粋で保存性のよい良質の友種が出来ることを知ったのです
まさに秘伝と言えましょう。
この木灰利用の理論は、現代の微
生物学的見地からすると実に巧妙な方法です。
それを紹介しましょ
う。


培養工程における木灰の効用
〔防腐剤的効果〕
蒸米に木灰を添加することによりアルカリ性になり、麹菌はアルカリ条件下でも十分に生育するが、アルカリに弱い有害菌類は生育の阻害を受け、淘汰され純粋な種麹を与えることが出来ます。

〔栄養的効果〕
木灰に含まれる多くのミネラル、特にカリウム、リンが麹菌の生育を助け胞子着生を良くすることが出来ます。

〔物理的効果〕
蒸米粒の相互の粘着を木灰添加により防止し蒸米間の密度を密な状態から粗な状態にすることにより好気的環境を形成し、麹菌菌糸の破精込みを良くすることが出来ます。

〔形態変化〕
麹菌は木灰の添加によりその形態を変化します。
例えば、麹菌の分
生胞子柄の部分が短縮され、元来長毛型の菌株も、短毛型の菌株も、一様に短毛型に変化します。
この変化は胞子の形成と関連し、短
毛型になると胞子の形成も多くなる傾向があり、麹菌がいわゆる胞子型になるのです。
これは外観的に種麹の状貌を良くする効果もあ
ります。

〔分生子の色相変化〕
麹菌においては適量のCuを供給すると胞子の形成が盛んになり、その胞子の緑色の度合いが濃くなります。
木灰には充分なCuが含
有されており分生子の色相の良化に効果があります。

保存中における木灰の効果
〔核酸〕
木灰添加と無添加で種麹を製造して、その胞子について核酸成分を分析すると、木灰添加により胞子1個あたりのRNA含量が減少します。
RNAについて経時的に検討すると、木灰添加胞子について
の減少はなく、無添加の胞子については1ヵ月以上経過してからの減少が著しくなります。
胞子の発芽は細胞内蔵蓄物質の消耗という
形で開始されるものであることを考えると代謝活性の低下は胞子保存中の蔵蓄物の消耗が少なく、発芽の際のポテンシャルエネルギーを高く保ち、当然発芽力を永く保持しえることにより耐久性の増大に結び付くと考えられます。

〔水分〕
胞子が十分着生した種麹は、出麹水分が28%近くあり、その胞子は約36%の水分を含みます。
生存率を長期間長く保つには、乾燥
して水分を胞子で15%以下、粒状で10%以下に保つ必要があります。
乾燥は胞子の死滅を防ぐため40℃前後の無菌通風によるの
が一般的です。
このような低温乾燥により木灰添加により製造した
胞子は、無添加に比較して水分を放出しやすく、吸湿しにくい状態、いわゆる低い水分含量で外部との水分含平衡に達します。

〔胞子の窒素化合物〕
アミノ酸量の変化の目安となるホルモール態窒素については、2カ月間の保存により無添加胞子のホルモール態窒素は増加しますが、木灰添加胞子のホルモール態窒素はほとんど増加が認められません
これは無添加胞子のアミノ酸量が増加していることを裏付けてい
ます。

〔胞子の糖類〕
エネルギー貯蔵物質として重要な糖類を胞子は木灰添加種麹で全糖量約30%、無添加種麹で25%含み、木灰添加により生命力を保持する貯蔵物質の増加が耐久性の増大の原因のひとつと考えられます。

〔胞子と無機塩類〕
胞子のカリウム、灰分は木灰添加により顕著な増加を示し、無添加胞子の約4倍にも達します。
胞子のリンも木灰添加により増加する
が、その増加の程度は灰分、カリウムほどではなく、無添加に対して2倍にも達しません。

〔胞子の自家呼吸〕
胞子は基質を外部から与えないでも、僅かながら自家呼吸を行っており、木灰の添加により胞子の自家呼吸が減少する。
これは木灰添
加による胞子の代謝活性低下を示しています。

ブログ村ブログを読んだら是非クリックをお願いします