玉村豊男さんへのあこがれ | ちぐとハグのブログ

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ブログのタイトルを考えているとき、うちのウサギのはぐと目が合いました‥

5月26日の日経新聞「My Story」は、エッセイスト・ワイナリーオーナーの玉村豊男さんの特集でした。

久しぶりに玉村さんの名前を拝見して、大学の頃、仲良しだった志緒ちゃんと(今はどうしいるかな)玉村さんの作られた「ヴィラデスト」という施設へ行ったこと、食器を買ったことを思い出しました。もう30年ほど前のことです。

玉村豊男さんという人が、エッセイストであり、デザイナーであり、ワイナリーも作られた……。当時すごく憧れていて、本も何冊か読みましたが、
「やっておられることにはめちゃくちゃ憧れるけれども、書かれている文章がなかなか自分に入ってこない」そんな印象でした。
ものすごく遠い存在だな、と思ったのでした。

新聞記事では、
「人と深い関係を持ちたくない、自分は社会の余白で自由に生きたい」
そんな思いでツアーコンダクター、翻訳家、エッセイスト、画家、そして長野県東御市でワイナリーを始められたと書かれていました。

そして、玉村さんの生き方に憧れ、ワインをつくりたい人々が増え、移住してくる人も増え続け、一帯はワインの一大産地になったそうです。
「役に立ちたくない、というかつての思いとは裏腹に、ワイナリーは地域振興に大いに貢献もした。そのことをありがたく思う」

自由に生きた結果、それが人々の役に立っていた

この生き方にやっぱり憧れる!

30年の時を経て、やっぱり憧れの気持ちがむらむらと湧いてきました。
相変わらず遠い存在だけれど、「心の赴くところへ自由に、無心に旅する人生が、誰かの、何かのお役に立つかもしれない」そんな玉村さんの輝きを、自由に尊敬したいと思います。