MYK-IV曲。

インスピレーションで受け取ったのは冒頭のメロディ。
本来前奏(間奏)の部分なんだろうけど、そのままAメロのボーカル部にも採用。
サビのラスト部分の歌詞を最初に考えたところ「Broken Soul」と閃いたので、そのまま曲名に。

【編曲】
ギターメインのロック調で構成(出だしだけシンセでアレンジ)。
VOCALはマイキV(MYK-IV)が担当。曲調・世界観にマッチして、かなりカッコいい。
音声Mix用のプラグインを多用したおかげか、いい感じの仕上がりに。

【動画編集】
曲の世界観を分かりやすくするために、すこし凝った感じで作成。
動画編集のコマンドって、けっこう種類あるんだな~と。
まだまだ使いこなせてない感()
イラストはAIを使って、なんとかそれっぽい感じになったと思う。

▼YouTube

 

▼ニコニコ動画

 


【解説】
「Broken Soul」
ブロークン・ソウル。壊れた魂、みたいな。この曲のテーマ。

「Catch up with my game」
Catch up with=追いつく
まだゲームは終わっていない、むしろこれからだ、的な。
ただ意味というより、語感(語呂)で決めた部分もある。

「黄昏のGrail」
Grail(グレール)=聖杯(Holy Grail)
イエス(キリスト)が最後の晩餐で使ったとされるらしい。

「救済のRoulette Time」
ルーレット・タイム。
滅亡の危機の瀕している世界に残された唯一の救済チャンス。
このルーレットの結果で世界の運命が決まる、というシチュエーション。

「投げられた賽の指すWay」
有名な言葉に「賽(さい)は投げられた」っていう表現があるけど。
これを入れ替えて構成。
way=道、方向性

 

「早すぎたAntitheseは 混濁した空の地を這う」
→たとえ正しいことを言っていたとしても、時代や時期が違えば受け入れらない。

Antithese(アンチテーゼ)は言葉の響きがカッコよかったので採用。

意味は「反定立」とかいう哲学用語らしい。

空の地(からのち)=文字上は空(そら)と大地の対比、意味的には空(から)っぽの地上世界。

「Break up, Jesus again」
Break up=粉砕する
Jesus again(ジーザス・アゲイン)=イエス・キリストの再臨

「灰の指揮者よ鬨を示せ」
肉体は灰となっても魂は生き続けている。
ということから、決戦の合図=鬨(とき)を示せ→最後の審判の合図を告げよ、みたいなニュアンス。

「相克のShuffle Turn」
神と悪魔が戦うゲームのワンシーン。
カードで勝負する場面。
Shuffle(シャッフル)→カードのシャッフル
Turn(ターン)→順番、ターン制。オレのターンッ!ドロー!

「上がりは神か悪魔か」
上がり=勝ち。ゲームセット。決着の表現。

「塗り替わる凹凸のWave」
ゲーム中、優劣が常に変動していることの描写。

「斬り裂いた感情はNever death」
Never death(ネバー・デス)=決して死なない。
既に死んでるから死ぬことはない、という逆説表現。

「剝がれ堕ちた神の枷が鍵に変わる」
神の枷(かせ)=十字架
純粋な十字架で表現しても良かったんだけど、今回はアンク(エジプト十字)を使用。
丸い部分を残して、変形後の鍵の形になるというギミックに繋げたかった。
普通の十字架の形だと、これが出来ない。という理由。

「重ね重ね掠る鐘は」

かさね がさね かする かね
→K音の重複で重々しさを倍増していく構成。

「消えぬ慟哭のplayback medley」

慟哭(どうこく)=深い悲しみの表現。
playback medley(プレイバック・メドレー)

→回想。巻き戻りのシーンを描写。

「死屍と歌えForever Song」
死屍(しし)=死体、しかばね。
いまや骨と成り果ててしまった者たち。
残された魂とForever(=永遠)に歌え。
そして魂が壊れても(Broken Soul)永遠に歌い続けよ、というニュアンス。


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—ありふれた日常の影に迫る終末の足音。
救済の任務に乗り出した主人公がダークな側面に染まっていく世界観を描いた一曲。