「VoiSona 一花」1ヶ月無償お試しキャンペーン開催︕
記念に、なにか新しい曲でも作ろっかな~と。
ボイスの特徴として、「Cool」と「Cute」のパラメータが選べるらしい。
試聴した感覚だと「Cool」が良さそう。
まったく新しいメロディを考える手もあるけど、
「いや、待てよ?倉庫に確か、未リリースの音源あったような……」
点検してみると、ピッタリなメロディ素材が。
ダーク系の暗めの内容で、当時の手持ちボーカルだと適任者が居なかったことから見送り(2025年2月)。
今回の新ボーカル一花で試してみると、これがドンピシャ。
ということで、メロディを再発掘して今回楽曲として仕上げる流れに。
インスピレーション部分はサビのメロディのみ。
サビ→イントロ→Aメロ→Bメロ…と着想を広げ、作曲から作詞へ進行。
ダークファンタジー系・女帝君臨系の作品に仕上がった。
【YouTube】
【ニコニコ】
【編曲】
今回はドラムとシンセ音源メインの構成。
イントロ:心音SEのようなシンセと、骸骨の骨を叩いてるような感じのドラム。
Aメロ:低く鈍いベース系のシンセ音源と、ダーク系の中音のシンセ、それから骸骨が骨をカチカチと合わせているようなドラム。
後半はティンパニーロールからのシンバルで盛大に。
Bメロ前半:ピコピコ音を常時背景的に鳴らしつつ、手拍子感の強いドラムで盛り上げ感を演出。
各フレーズの先頭にHit系の音源を使うことで、さらにインパクトを強める構成。
Bメロ後半:ドラムはハイハット連打で背景的に流す感じ、オルガン系の音源がメインでリードする構成に。
背後で瘴気が湧きだすような不気味な感じの低音シンセを配置。
サビ前:オルガン音源メインで盛り上げ
サビ:オルガン音源がリードしつつ、ドラム音源IDOLで宴・踊りを後押し。
教会のような荘厳な感じに加え、ダンスミュージックのようなテンポの良さを演出。
【動画編集】
カメラワークがんばった。
あと文字入れも少し工夫。
【歌詞解説】
今回の作品『冥花の宴』は、朽ちた聖堂・墓地・骸・紫炎・死者を従える存在(オリジナルキャラ)の「冥花」(めいか)を中心にしたダークファンタジー楽曲。
一見するとネクロマンサーが骸骨たちを呼び起こす支配の歌にも見えるものの、歌詞の中で「奪われた名」「古き名」「非業の戦士」といった言葉を入れることで、単なる亡者や怪物ではなく、かつて何かを背負って戦い、名を失った存在としての描写に成功。
死者を支配する歌であると同時に、忘れられた者たちを再び舞台へ呼び戻す歌でもある。
・錆(さ)びた鐘が鈍(にぶ)く震える
・夜の影に集(つど)え骸(むくろ)たち
冒頭は、朽ちた聖堂の鐘が鳴る場面からスタート。
ここでの「鐘」は単なる始まりの合図ではなく、死者のための召集の音。
「鳴り響く」ではなく「鈍く震える」としたことで、澄んだ音ではなく、錆びついた金属が不吉に揺れるような重さを演出。
続く「夜の影に集え骸たち」で、舞台は一気に墓地・冥界側へ。
ここではまだ冥花本人の姿ははっきり出さず、まずは夜の中に骸たちが呼び寄せられていく導入を重視。
儀式が始まる「直前の空気」を作る。
・さあ跪(ひざまづ)け 白き非業(ひごう)の戦士
・朽(く)ちた刃に 残火(のこりび)を宿せ
・奪われた名を 今こそ掲(かか)げよ
・我こそは冥花(めいか) この声を崇(あが)めよ
冥花が明確に命令を下すパート。
「白き非業の戦士」という表現は、骸たちをただの骨ではなく、非業の死を遂げた戦士として扱うための言葉。
恐ろしい怪物であると同時に、かつて名を持ち、戦い、失われた存在。
「朽ちた刃に 残火を宿せ」では、死者の武器に再び戦意や魂の火が灯る。
ここでの「残火」は、完全に消えた炎ではなく、まだ消えきっていない執念や記憶のようなもの。
「奪われた名を 今こそ掲げよ」は、この曲の重要なテーマ。
ただ蘇らされるのではなく、奪われた名をもう一度、掲げるために呼び戻される。
そして「我こそは冥花 この声を崇めよ」で、支配者である冥花が名乗りを挙げる。
ここであえて「女帝」という言葉を使ってないのは意図的な仕様。
歌詞の中では本人が「冥花」とだけ名乗り、口調、命令、構図によって、聴き手に自然と女帝的な存在として感じてもらう形にする流れを構築。
・黒き土を開(あ)け
・骸(むくろ)よ目覚めよ
・古き名を叫び
・黄泉(よみ)より這(は)い出せ
・白き骨に今
・昏(くら)き火を灯(とも)し
・我が声を崇(あが)め
・夜の幕を裂け
低音で唱える呪文のようなパート。
前半が女帝の号令だとすれば、後半は実際に死者を呼び起こす詠唱的な。
「黒き土を開け」では、墓地の土が開き、地下に眠る骸たちへの道が作られる。
「骸よ目覚めよ」「黄泉より這い出せ」と続くことで、死者が地の底から現れる映像が浮かぶような、流れるような構成。
「古き名を叫び」は、前半の「奪われた名」と呼応。
死者たちはただ無言で蘇るのではなく、かつての名を取り戻すように叫びながら目覚めてゆく。
「白き骨に今 / 昏き火を灯し」は、生命の炎とは違う、冥界の火が骨に宿る場面。
明るい希望の火ではなく、暗く紫がかった霊火のようなイメージ。
最後の「夜の幕を裂け」は、ここから先がただの召喚ではなく、宴の開幕であることを暗示。
夜そのものが舞台の幕のように裂け、冥花の世界が開いていくシーン展開。
・嗚呼(ああ) 宴(うたげ)の時よ
短い一言だけの決め台詞。
これは冥花が自分の儀式に酔いしれているような、少しナルシスティックで高貴な響きを狙ったフレーズ。
この一言によって、蘇生や戦闘ではなく、死者たちによる美しい宴、あるいは白骨の舞踏会としてサビへ繋がっていく。
曲名の「冥花の宴」ともリンクする重要なフレーズ。
・立ち上がれ
・灰の僕(しもべ)よ
・永遠(とわ)に踊りだせ
・麗(うるわ)しく
・咲き誇る
・我が声のまま
・奪われし その名を
・この冥花へと捧げよ
骸たちが完全に目覚め、冥花の声に従って動き出す。
「立ち上がれ」は、直前の「黄泉より這い出せ」を受けた言葉。
地の底から這い出した骸たちが、ここでようやく立ち上がる。
「灰の僕よ」は、彼らが冥花に仕える存在になったことを暗示。
ただし、完全に使い捨ての下僕というよりは、死後に新たな役割を与えられた従者、あるいは近衛騎士のようなイメージ。
「永遠に踊りだせ / 麗しく」は、死者の動きを戦闘ではなく舞踏として描写。
骸が這い回るのではなく、美しく踊る。
ここがこの曲の美学とも言える。
ちなみに「麗しく」は、前後に二重に掛かる言葉としての、あえての配置。
前半は、
・永遠に踊りだせ
・麗しく
で、骸たちの踊りを修飾。
後半は、
・麗しく
・咲き誇る
・我が声のまま
で、冥花の権能そのものが美しく咲き誇るイメージに繋がる構成。
「奪われし その名を / この冥花へと捧げよ」は、既出の「奪われた名を 今こそ掲げよ」の最終的な到達点。
骸たちが奪われた名を取り戻し、冥花へ捧げる。
それは支配であり、帰依であり、同時に忘れられた名を再び意味あるものにする儀式へと昇華してゆく。
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「冥花」は花であり、名であり、権能であり、支配者そのもの。
「宴」は、死者たちが再び名を掲げ、美しく踊りだすための儀式。
ただ怖いだけでもなく、ただ美しいだけでもない。
死と美/支配と救済/恐怖と陶酔が同居するような感覚。
VoiSona新規ボーカル「一花」のCoolな歌声に合わせて、低く・冷たく・けれど美しく響くようなダークファンタジーを目指した一曲。
