春の勝負レースだったSTYや、この前の道志村で、自分が考えていたよりも良い結果が出るようになって来ました。
今までに色々な講習会や試走会、練習会などにも参加させて頂き、沢山の方からアドバイスを貰ったり、走りを見せて貰ったり、練習内容や身体のケアなど、教えて頂きました。
そんな諸々が少しずつ自分の力にもなって来てるのは嬉しいことですね。ありがとうございます。
どなたの言葉か、というのは控えますが、自分の中で活きている言葉の紹介を少し…
登りは流す、頑張り過ぎない。
足を置く場所を丁寧に選ぶ。
ロードは頭を使わずに走れる休める場所。
下りは気合い、腕の一本位無くす覚悟で攻める。
先を良く観れば、脚を置くラインが決まる。
肩甲骨から動かして、腕振りでペースを作る。
身体の背面の筋肉で重心を持ち上げる。
前後、左右のバランス、骨盤、肩甲骨、背骨、頭蓋骨の位置のイメージ。頭が一番重い。自分が楽で疲れないポジションに乗る。
骨盤を意識する。
楽観的に、距離や痛みに対しては感覚を麻痺させる。
調子の波があるから、必ず回復する時が来る。
自分と勝負する。
山で強く成りたいなら、山に沢山入ること。山の登り下りが一番の練習。
身体のケアを怠らない。
身体を作るのは良い食事と良い睡眠。
などなど、他にもいろいろあります。
今の自分のレベルでいうと、総合二桁、年代別一桁に入るか入らないかで、完走者の上位の比率で考えると、二回戦は勝てるようになってきましたが、三回戦は勝ったり負けたり、みたいな立ち位置になります。
今年のSTY全体は完走率71.6%、道志村ロング全体は53%だったそうです。国際レースのSTYでの結果も嬉しいけど、完走の難しい道志村ロングで結果が付いてきたのもかなり嬉しいですよ。
もっと他にも完走が難しいレースはあるかもしれませんが、私が知る中で時間内完走がかなり厳しいのが道志村ロングと美ヶ原70k(今年から80k)です。
でも、どちらもフルマラソンでサブ4.5のスピードがあれば完走は出来ます。私がそうですからね。ただ、トレイルの登り下りが長くキツくなっても、遅くても休まずに動き続ける、歩く事が出来るようになる必要は有ります。
今まではレースに出ても自分が勝てるとは思っていませんでした。どちらかと言うと完走狙いでした。
ここから先、もっと高いところに登るには、勝てたら良いなぁでは無くて、自分が勝つ!という意識を強く持って練習をしなくてはなりません。
優勝するつもりの選手が競い合って、結果ベスト8だったり、ベスト4になれる訳ですから。
ここから上に登るには並みの練習じゃだめなんだろうなぁ…逆にこの位置までは一年間位でも届いた訳ですが、ロングにしてもショートにしても同世代の本当のトップアスリートとのレベル差、タイムの差は絶望的に感じる事もあったりします。
でも速い、強い選手は、それだけ自分に厳しい練習に打ち克って来た日々を積み重ねて今の強さを持ち得た訳ですから、私も勝ちたいならやるしか無い訳です。やるかやらないかは自分の気持ちの問題です。
STYも道志村も、全く悔いのない完璧なレースが出来たか?というとそうではありません。
色々準備不足や失敗もあったし、ミドルレースのSTY 91.5kmは17時間近く、ショートレースの道志村41.3kmでも8時間近く掛かるため、その間にずっと心を折らずに自分をプッシュし続けるのは至難の技です。足が痛くなることや腹が痛くなること、脚が攣って動けなくなったりも当然あります。
そんな感じでも満足度が比較的高いレースが2回続けられた、ハセツネ30kも含めたら3回目かな?
これは前半から中盤までは我慢してペースを抑えて、後半に走れる脚を残したこと、中盤心が折れてダレたものの、終盤に持ち直して自分と勝負をしてゴール迄に出し切る事が出来たからかな。
前半は抑えて終盤から頑張るとか、ラストスパートは誰でも頑張る事が出来るから、その少し前で一番スピードを出せるように、なんて言葉は岩本さんのマラソンの本にも書かれてましたから、中盤までは我慢して、ハーフから3/4まで頑張れば、最後の1/4は惰性でも何とかなるのかもしれないですね。
なんか良く解らない記事になっちゃいましたが、我以外皆我が師也、ですね。
そして、感謝と情熱を持って進めば、振り返ったら後ろに道が続いていた事に気が付くのかな?
まだ、偽ピークも見えてないのかもしれないですけど、前を向いて、上を目指して登って行きたい。