冬は野鳥達に比較的多く出逢える季節です。

 

 

【 コミミズク 小耳木菟 】

 

 コミミズクは以前にも紹介しましたが ( 2022-02-03 ) 、なんといったん撤去された杭 ( 二番目の写真 ) が、前回とほぼ同じ位置に同じ杭が立てられています。熱心なコミミズクファンの方がおられるのでしょう。コミミズクもこの方もこの杭が気に入ったらしいです。フクロウ類の頭部の上方に突き出た耳のように見えるものを羽角といいますが、羽角のない種をフクロウ、羽角のある種をミミズクと呼んでいます。しかし、北海道にいるシマフクロウは羽角があるのにフクロウ、そしてアオバズク ( 2021-08-01 のブログで紹介 ) は羽角が無いのにズクがつきます。何事にも例外はあるようですね !  一番目と三番目の写真には、少し小さいですが羽角が確認できます。


 

 

 

 

 

【 ヒレンジャク 緋連雀 】

 

 群れでヤドリギの実を食べにやって来ます。尾の先が緋色をしている緋連雀の中に、尾の先が黄色いキレンジャク ( 黄連雀 ) が少数いました。でも多くの連雀は、お尻から消化できなかったヤドリギの種子を糞としてネバネバの成分とともに長く連なってぶら下げていて、この光景は美しいとは言えず、黄連雀のお尻に何もつけていない写真は撮れなかったので、黄連雀の写真は掲載していません。ヤドリギは鳥にこのネバネバの糞をさせることが繁殖の戦略なのでしょう。

 

 

 

 

 

【 ルリビタキ 瑠璃鶲 】

 

 初冬になり、もう張りを失って少し萎れたウメモドキの実が残っている枝に、ルリビタキの雌が止まってくれました。どの鳥も雌は、目がクリッとして可愛く見えるような気がします。一般に雌は地味で目立たない色彩のためでしょうか、そのクリッとした目に惹きつけられます。

 

 

 

 

 

【 ヒガラ 日雀 】

 

 一見、シジュウカラとよく似ていますが、シジュウカラは背中が緑灰色でヒガラは灰色です。そしてシジュウカラは胸から腹にかけて、黒いネクタイ状の縦のラインがあります ( 雄は太く雌は細い ) 。またヒガラは、寝癖直しが不完全な出勤途中のお父さんのように後頭部の毛が逆立っていて、その下は白くなっています。同じカラ類にコガラがいますが、ヒガラはコガラより小柄です。

 

 

 

 

 

                撮影場所    埼玉県さいたま市見沼区片柳 他    

                使用機材    CANON  EOS-1V HS

                                  EF600F4L USM

                             絞り優先 AE f 5.6 , 6.3 , 8.0