今回の山行のもう一つの目的の花である ベニシュスラン 、知人からいただいた情報で新たな所に確認できました。そして従来からの多くの株が見られる所へ向かうのですが、かなりの距離があります。私はあまりストックを使わないのですが、疲労軽減のためこの日は使用して、休憩もこまめにとるようにしました。

 

 

 

ン 蘭 

 

 上 2 枚は新しい所のもの、3 枚目は従来の所のもの、新規の所の方が綺麗に 2 輪とも形が整って開花しています。従来の所のは紅色が濃く出ていますが、およそ 10 株 ほとんどの株で 2 輪の花のうち 1 輪はしぼんでいるような状態です。もう少し早く見に行けばよかったのでしょうか ? 去年も同じ状態でした。

 

 

新たな所のベニシュスラン ( 上 2 枚 )

 

 

従来の所のベニシュスラン

 

 

 

【 キキョウ 桔梗 】

 

登りルートの途中で目に飛び込んできた紫色の桔梗は、ハッとする鮮やかさでした。

 

 

 

 

【 シオデ 牛尾菜 】

 

 名は牛の尾の形をした草の意味でウシオデ、若芽の形が牛の尻尾に似ているということです。雌雄異株でこれは雄株、花被片は強く反り返りボール状になり、竹細工の毬のようです。奇妙な形の山野草で、花の形は花火みたいに見えます。シオデの若芽はアスパラガスに似た味で第一級の山菜、山アスパラガスと呼ばれて、ゆでてマヨネーズをつけて食べるのだそうです。

 

 

 

 

 

【 ヒメヤブラン 姫藪蘭 】

 

花茎は低く、花は自身の葉に埋もれてしまいそうですが、可愛い 6 弁の紫色の花をつけます。

 

 

 

 

 ( )

 

 ナツエビネは見たこともなかったのですが、すぐにナツエビネではないかと思いました。貴婦人のような紫色の花の開花に合わせて、是非とも見に来たいと思います。


 

 

 

【 アキノタムラソウ 秋の田村草 】

 

 秋の田村草と言っても、梅雨明け前から咲いています。花期は 7 ~ 11 月と長く、夏から秋の田村草ですね。

 

 

 

 

【 ハクウンラン  白雲蘭 ( 蕾 ) 】

 

 去年は ベニシュスラン と ハクウンラン を同時期に見ることができましたが、今年はベニシュスランが早いのか、ハクウンランが遅いのか、開花は重ならないようです。いや翌日にもハクウンランは咲くかもしれません。山野草の開花時期は天候などによりズレが生じ、開花期間の短い花もあり、ベストなタイミングで見ることはなかなか難しいようです。

 

 

 

 

 雁

 

 別名はホカケソウ ( 帆掛草 ) 、上の写真の花は正常な咲き方 ( 向き ) ですが。下の写真は時計回りに 40度ぐらい傾いています。他の花もランダムに傾いているものが多いようです。私のようにひねくれものでしょうか? 完全に根元から倒れているのがあったので起こしてみると、何か いや~な臭いがしてきました。後に調べてみると全草に強い臭気があるのだそうです。花の傾きは風で倒れたり、傾いたりしたためのようです。

 

 

 

 

 

【 ツタウルシ 蔦漆 】

 

 WARNING ウルシの中でも最強 ( 凶 ) のウルシです。絶対に触れてはいけません。暑い今の時期は私もそうでしたが、どうしても半袖にしてしまいます ( 本来山登りは怪我防止のためもあり、長袖が基本 ) 。 写真のように、3 枚セットの三出複葉で薄茶色の実です。葉から滴った雨水でもかぶれ、ゴム手袋も浸透し、最も敏感な人は近くを通っただけでかぶれるそうです。要注意 !

 

 

 

 

【 アサギマダラ 浅葱斑 】

 

 アサギマダラは 2,500 ㎞ も移動した記録のある蝶です。 フジバカマ  ヒヨドリバナ  ウツギ  などで吸蜜しているのを見たことがあります。幼虫は  キジョラン  カモメヅル  などの葉を食草とするので、その葉裏に産卵するそうです。つけられた名は浅葱色の斑模様からです。昔の色表現には風情のようなものを感じます。群青色  萌黄色  亜麻色  等々です。

 

 

 

 

 曇天でも汗が目に入り沁みたり、眼鏡のレンズに汗が落ちたりしました。私はあまり汗はかかないほうですが、Tシャツも下着もビッチョリでした。晴天だったらどんな状態になったのでしょうか? 今後も期待の山野草が咲きますが、しっかりとした熱中症対策が必要と考えます。また、異常に高い気温が予想される場合は、出掛けないようにしようと思います。