前回のマヤランのその後が気にかかっていました。 2 ~ 3 日後に確認できればよかったのですが、もう一週間も経ってしまいましたので、すでに終わっているだろうと思っていました。早々に一番先に見に行きましたが、案の定枯れ果てていました。「やはり」と思ったのですが、すぐ近くに新しい花茎が出て早くも花が開いていました。

 

 

 

【 マヤラン 摩耶蘭 】

 

 先に地上に出て咲いた花が終わっても、同じ地下茎の少し離れた所から花茎を伸ばし、花を咲かせることがあるようです。 2 番目 3 番目の花もすぐに開きそうな様子です。

 

 

 

 こちらは別な場所、知人が 4 ~ 5 株見つけたものの順調に育たなかった所、念のため見に行ってみると、こちらも新しく別株が花を咲かせていました。ダメだったと思っても新たな可能性があるようです。

 

 

 

 

 

【 サガミラン 相模蘭 】

 前回見つけたサガミランは咲いてはいましたが、すでに良い時期は過ぎていて、虫に食われたような傷跡もありました。残念に思いつつ トボトボ と歩いていると、新たなサガミランを見つけました。完全に綺麗な形で咲いているサガミランは初めてでした。

 

 

 

 

【 アキノタムラソウ 秋の田村草 】

 

 園内のあちこちで見かけたアキノタムラソウ、訪れた蝶はスジグロシロチョウ、後翅だけ見るとモンシロチョウのようですが、前翅の筋は黒くなっているので筋黒白蝶です。

 

 

 

 

【 ヤブミョウガ 藪茗荷 】

 

 よく見かけるということでは、前述のアキノタムラソウより多く見かけます。数個の花が開き始めていますが、開花前の蕾は真珠のようです。

 

 

 

 

【 クワガタ 】

 

 残酷なようですが、頭部のみになってしまっています。これはおそらくはアオバズク ( 20210801 当ブログで紹介 ) の仕業と思われます。アオバズクは クワガタ や カブトムシ を食べてツノを残します。おそらくはここの頭上の枝が、アオバズクさんの食卓の可能性があります。捕らえた餌を食する所は何ヶ所か決まっているようで、まとまって残骸のツノが落ちていることがあります。

 

 

 

 

【 ヤマホトトギス 山杜鵑 】

 

 ここでは普通秋に見られる花ですが、この一つだけ咲いていました。

 

 

 

 

【 シュウカイドウ 秋海棠 】

 

 早くもシュウカイドウの花が開き始めました。去年シュウカイドウの満開の状態を捉えたのは 9 月に入ってからでした。今年はどの花も早いようです。

 

 

 

 

【 ヤマユリ 山百合 】

 

 3 枚目の写真は去年のものです。一昨年も同様に多くの蕾と花をつけたようですが、今年は枯れた姿で竹の支柱とともに地面に横たわっていました。今年はダメだったようです。写真に写っている花と蕾の数を数えてみましたが、なんと 60 を超えています。花一つでも茎が曲がってしまうのに、こんなのありでしょうか? 去年のその後は確認していませんが、人が支柱を立てて手助けをしてやり、いったいいくつの花を咲かせたのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

【 ミドリヒョウモン 緑豹紋 】

 

 見ての通り豹柄の蝶です。何故緑かというと、後翅裏側に緑色の斑紋があるためです。その様子は光の具合で、うまく緑の色が出ませんでした。また、表側にしても常時翅の開閉をしていてタイミングがなかなか合わず、翅を閉じたところを多く写してしまいました。

 

 

 

 

【 ハナゾノツクバネウツギ 花園衝羽根空木 】

 

 落葉広葉樹の低木。和名の由来は花の落ちたあとの萼片の形が、羽根つきの羽根に似ているというところからきているそうです。

 

 

 

 

【 シモツケ 下野 】

 

花期は 6 ~ 8 月で花の少ない暑さの中、長期にわたって咲いてくれます。

 

 

 

シロバナシモツケ

 

 

 

【 ノカンゾウ 野萓草

 

 一重のノカンゾウに対しヤブカンゾウは八重ですが、花が咲くまではよく似ていて区別がつかないそうです。

 

 

 

 

【 コムラサキ 小紫 】

 

 花 ( 実 ) が塊となって多くついており、花 ( 実 ) と葉のつく位置が少し離れ、葉の鋸歯が周囲全体には無い等から、コムラサキと思われます。ムラサキシキブ より コムラサキ の方が花 ( 実 )付きがよくて美しく、園芸種としてよく庭先に植えられています。