マヤランを期待して久し振りに、千葉市泉自然公園に行って来ました。暑さ対策と藪蚊対策が必要です。暑さ対策はよく言われる一般的なものですが、藪蚊に対しては、虫除けスプレーは 15 ~ 20 分ぐらいで効果が切れてしまうので、団扇で蚊をはらいながら歩きました。まだ藪蚊は大したことはありませんでした。

 

 

 

【 ノシメトンボ 熨斗目蜻蛉

 

 準備を整えて歩き出すと、すぐに虎柄のノシメトンボが出迎えてくれました。下の写真はミズヒキに止まったノシメトンボです。どちらも雄と思われます。

 

 

 

 

 

【 マヤラン 摩耶蘭

 

 マヤランは前年とほぼ同じ所で見られるようですが、それも長くは続かないようです。また、せっかく見つけて開花を楽しみにしていても、 長雨や虫 ・ 病気などの影響なのでしょうか? 開花には至らずに終わってしまうことも多いようです。ただ、年 2 回 7月と 9月 にチャンスがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

【 ヨウシュヤマゴボウ 洋種山牛蒡 】

 

 レンズを通して見ると白くて可愛い花ですが、秋に葡萄色となった実や、ゴボウと名がつくものの根も含めて全草有毒植物です。実をキジバトなどが食べて種をまき、身近な所でも見たことがあります。小さな子供達など注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

【 ニホンアマガエル 日本雨蛙 】

 

 私の親指の頭ぐらいしかない小さくて可愛いカエルですが、皮膚の粘膜から毒が分泌されていて、傷ついた手で触ったり、触れた手で目や口を擦ったりすると、激しい痛みを生じ、目に入った場合は失明することもあるそうです。触れた手では目や傷を触らず、手洗をいする必要があります。下顎の部分をヒクヒクさせて彼はこう言っています。「暑いのにご苦労なこった」 「熱中症に気を付けろよ ! 」。

 

 

 

 

【 ノカンゾウ & ヤブカンゾウ 】

 

 一見、同じオレンジ色の花と思いがちですが、ノカンゾウは一重咲きで、ヤブカンゾウは八重咲です。また、私の目にはノカンゾウのオレンジ色は少し地味で、ヤブカンゾウのオレンジ色の方が派手に見えます。

 

 

 

 

 

【 サガミラン 相模蘭 】

 

 マヤランの白花 ? とも言われるサガミラン、薄~い黄緑色でほとんど白に近い色の花は、上品で清楚な美しさがあります。まだ綺麗に開いた姿を見たことがないので、大変楽しみにしていますが、マヤランやギボウシにも付いていましたが、茎に付着している白い粉状のものが気にかかります ( マヤランは 3 枚目の写真 ) 。カビ ・ 虫 ・ 病気 ? 影響がなければいいのですが ・ ・ ・ 。

 

 

 

 

【 ヤマハギ 山萩 】

 

 いつもレンズを通してヤマハギを見た時に、目に飛び込んでくるピンク ( 赤紫 ) のあざやかな色合いには、「ハッ」とさせられます。

 

 

 

 

【 チダケサシ & スジグロシロチョウ 】

 

 硬くて長い花茎に乳茸と呼ばれるキノコを刺して持ち帰ったので、チダケサシの名が付いたのそうです。訪れた蝶はモンシロチョウではなく、翅脈が黒いスジグロシロチョウ ( 筋黒白蝶 ) です。

 

 

 

 

【 ハンゲショウ 半夏生 】

 

 半夏生とは夏至から数えて11日目頃 ( 7月 2日 もしくは その日からの 5 日間 ) を「半夏生」と呼びます。別名 カタシログサ ( 片白草 ) はちょうどこの時期に花が咲き、白い葉をつけることから名がついたと言われています。また漢字では半化粧とも書くので、私は葉が半分ぐらい白くなるのかと思っていましたが、ほぼ全面白くなっている葉が多く見られます。

 

 

 

 

 

 

【 ムラサキカタバミ 紫片喰 】

 

 よく似たイモカタバミは中心部も紫 ( ピンク ) になります。同時期に見られますが、周囲はみんなムラサキカタバミでした。イモカタバミの方が綺麗かな ?

 

 

 

 

【 ヤマユリ 山百合 】

 

 ヤマユリが咲いているのを見るといつも思うことがあります。「こんなに大きな花を咲かせるのなら、もっと太くて頑丈な茎にしないとダメでしょ !」 大きな花を 2 ~ 3 輪さかせて垂れ下がっている姿をよく見かけますが、腰が曲がって顎が地面につかんばかりの老人のようです。そのせいでしょうか傾斜面に下方に向かって咲いている光景をよく見ます。

 

 

 

 

【 ヒメヒオウギズイセン 姫檜扇水仙 】

 

 ヒオウギズイセン と ヒメトウショウブ の交配種で、強健な性質でよく育ちよく増え、生態系被害防止外来種リストで総合対策外来種に指定されています。蒸し暑い時期に暑苦しい朱色のカラーの花です。