前回の一番の目的は、実はキバナノショウキランだったのですが完敗でした。今回はそのリベンジを果たすべく、意気込んででかけたものの全く見つけることができないでいました。また連敗になってしまうのかという思いが頭をよぎりました。

 

 

 

【 イチヤクソウ 一薬草 】

 

 前回、蕾の状態で見つけたイチヤクソウが綺麗に花開いたので撮影していると、以前にお会いした方と偶然会って話をしているところへ、さらに花好きな方が加わり 15分あまり話がはずみ、そこでキバナノショウキランの情報を得ることができました。

 

 

 

 

【 キバナノショウキラン 黄花の鍾馗蘭 】

 

 前回は知り合いの方が昨年見つけた所に行き、丹念に探してみたものの見当たりませんでした。どうもキバナノショウキランは、昨年の所に再び今年もということはあまり無いようで、神出鬼没の菌従属栄養植物 絶滅危惧lB類 です。黄花といっても白っぽく、どうやら傷みやすい花のようですが、今回は比較的良い状態で出会えて幸運でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

【 コバノカモメヅル 小葉の鴎蔓 】

 

 暗紫色の海にいるヒトデのような形の花で、花弁の先はよじれていることが多いようです。草地や土手などに生えるつる性で、他の草木に巻きついて生長します。日当たりのよい所が好みのようで、撮影中に汗が目に入りかなり沁みました。

 

 

 

 

 

【 スズサイコ 鈴柴胡 】

 

 4 段の花のうち最下段はすでに落ちてしまっています。天気の良くない日や早朝に咲くようで ? 開花の状態の撮影は難しそうです。バッタさんは ウマオイ ・ キリギリス ? やけに触角が長く感じます。

 

 

 

 

 

【 ヒヨドリバナ 鵯花 】

 

 今年私が初めて見たヒヨドリバナ、ヒヨドリバナという名前は、ヒヨドリが鳴く頃に咲くからといいますが、ヒヨドリはいつでもけたたましく鳴いているように思います。

 

 

 

 

【 オニシバリ 鬼縛り ( 実 ) 】

 

 樹皮で作った縄は丈夫で、鬼でも縛れるというのでこの名がついたそうです。冬の林内で緑色がよく目立ち、夏に落葉するという珍しい低木です。幹の楕円形の赤い果実は辛くて有毒だとのことです。

 

 

 

 

【 アカショウマ 赤升麻 】

 

 体内に蓄積した脂肪を減らし、新たな脂肪の吸収を抑える薬草として、掘り出した根茎が赤かったためアカショウマと名がついたそうです。白い花でも赤升麻です。

 

 

 

 

【 オトギリソウ 弟切草 】

 

 秘伝薬 ( 傷の妙薬 ) の秘密を弟が隣家の恋人に漏らしたため、兄が激怒して弟を切り殺し、恋人もその後を追ったという伝説があるのだそうです。葉に見られる黒い油点は、斬り殺された弟の飛び血だとか、花言葉も「怨念」「恨み」「迷信」です。