20221110 友人ご夫婦の案内で高尾山に出掛けました。このご夫婦とともに高尾山に登るのは、もう片手では数えられないほどになりました。今はもう花の季節は終焉をむかえつつあり、代わって様々な実が見られる季節となりました。それでも、高尾でその年最後の花とも言われている キッコウハグマ に会えたらと思っていました。
【 オヤマボクチ 雄山火口 】
火口と書いて
ボクチと読ませるとは
私は全く知りませんでした
【 キツリフネ 黄釣舟 】
少し濃い目の黄色のような気がします
衰えた様子もなく
頑張って咲いていました
【 サワガニ 沢蟹 】
林道上を少しだけ
水が流れている所にいました
踏まなくてよかったなぁ
【 ノコンギク 野紺菊 】
よく見かける僅かに紫色がかったの菊科の花
Google レンズさんに聞くと
第一候補は野菊とのお答えですが
私はノコンギクと思っています
【 センニンソウ 仙人草 ( 実 ) 】
赤茶色の実の先に
長い羽を付けて
風に運んでもらうようですね
【 ボタンヅル 牡丹蔓 ( 実 ) 】
焦げ茶色の実に
綿毛のような
フワフワの羽が付いています
仙人草と牡丹蔓が混在、花も実も紛らわしいです
【 ベニバナボロギク 紅花襤褸菊 】
紅花襤褸菊とは気の毒な名です
他に掃溜菊や草連玉 ( 腐れ玉 ) など
可哀想な名のついた花があります
【 マツカゼソウ 松風草 】
今まで見てきた松風草の花色は白でしたが
これは多少ピンク色をおびています
終焉期に色が変わるのでしょうか?それとも?
【 アイノコセンダングサ 合いの子栴檀草 】
痩果はトゲで衣服に突き刺さる系の
ひっつき虫です
粘着系のひっつき虫も嫌ですね
【 キジカクシ 雉隠 ( 実 ) 】
茎の上部がよく分枝し葉が多数茂って
雉を隠す程なので、この名があるそうですが
この状態ではそのようには思えません
おそらくは結実前の状態を指すのでしょう
【 ヨウシュヤマゴボウ 洋種山牛蒡 】
北米原産の帰化植物
果実と根に有毒成分があり
特に果実の種子に強い毒があるそうです
また果実は染料にもなるとのことです
【 ガマズミ 莢蒾 ( 実 ) 】
ガマズミの実にはアントシアニンが含まれていて
活性酸素などの有害物質のはたらきを抑え
血液をサラサラにして
高血圧や動脈硬化の予防効果があるそうです
【 ゴンズイ 権翠 ( 実 ) 】
花は地味な黄緑色ですが
濃いピンク色の袋状の果実から
光沢のある黒い種子が顔を出します
【 マユミ 真弓 ( 実 ) 】
淡紅色に熟すと 4つに裂けて
赤い種子が現われます
白い実に赤い種子の白真弓もあるそうです
【 富士山 】
予報では完全な晴れでしたが
昼前から曇ってきました
それでも富士山は
少し霞んでいましたが見えました
【 ツルリンドウ 蔓竜胆 ( 実 ) 】
果実は残存する花冠の中から
突き出していて
私には小さなリンゴのように見えました
【 センブリ 千振 】
曇ってしまったためか
もう終焉なのか
開いている花はあまりありません
【 キッコウハグマ 亀甲白熊 】
私の高尾山花ガイドには
高さ 10 ~ 30 ㎝ となっており
これ程小さいイメージではありませんでした
白くて細い花弁が先端で
皆右巻きにカールしてカザグルマのようです
【 サルトリイバラ 猿捕茨 ( 実 ) 】
名の言われはツルがまばらな棘と
長めの巻きひげで絡まり藪を形成し
ここに追い込まれると猿さえも脱出できず
容易に人間に捕らえられてしまう
とのことからだそうです
【 ツリフネソウ 釣船草 】
他では先月末には
ほとんどが落花していましたが
ここではまだ元気に
頑張っている奴がいました