皆さんは道端で仔猫を発見してしまった時はどうしますか?


下手に触らずほっとく

とりあえず保護する


これある意味どちらも正解ですしどちらも不正解。保護するなら最後まで責任持つことは大切。お世話出来ないなら関わらない。


でもそのままだとカラスに襲われちゃう等リスクあるから可能であれば助けて欲しい。ただ保護したとして、乳飲み子は人間の赤ちゃんと同じくらい手間掛かる。更にまだ自分で排泄出来ないので、親猫の代わりにそれらは2~3時間起きで面倒を見なくてはならない。出来ないのなら安易に関わってはダメ。育て方知らないとどの道死なせてしまうから。


なぜこんな話するのか、、、


実は我が家のなぜか2階ベランダに仔猫がいました。数日前からウッドデッキの屋根によじ登る猫が居たのはわかっていた。恐らく安全な場所求めここにたどり着いたようだ。

昨日女房が朝ベランダで鉢合わせてしまう。女房はこの日ずっと家に居たのだが、警戒して全く親猫が現れなかった。もしや飼育放棄か?

保護するにしてもうちでは面倒見られない。留守にする日もあるから。どうしよう。私にとってかなり悩む選択である。


ちょっと話変わって、以前会社の建物内で野良猫が子供産んでしまった事がある。

その時の写真。

この時は保護活動している知人に助けてもらった。親猫は見当たらず会社は当然夜間は施錠しSECOMオンにして退社する。猫の為にドア開けっ放しは出来ない。このままでは死んじゃう。なので助けてくれてすごく感謝した。我々ではどうする事も出来ず途方に暮れていたから。

ミルクの飲ませ方も慣れた手つきだ。勿論お願いするからには同僚にも協力してもらい、お手間代と飼育費用を集めお渡しした。

話を今回のに戻して、、、

今回、その時の知人にすぐ助けて欲しいと相談した。でも今回断られた。色々事情がある。仕方ない。代わりに保護団体を教えてもらう。ただメールアドレスのみだし、家からは1時間くらい掛かる距離にある。そして私は仕事中だ。

自分ももっと近場で他に心当たりあるのと、急を要するのでとりあえず教えてもらった団体には連絡せず他を当たった。会社の同僚で別の保護団体と繋がりあるので連絡をとってもらった。

知人も気になるのか、このままじゃ死んじゃうよとLINEが。とりあえず仕事の合間で保護するだけしてまた仕事に戻り途中ペットショップでミルクと哺乳ビンを買った。仕事終わって家に戻ったのが20時。

保護した子。

ミルクの飲ませ方は協力会社社長の奥さんが猫の保護も乳飲み子のお世話も経験があるので色々教えてもらった。それに習い何とか出来た。奥さんに助けてもらえたらとも思ったが、今社長は癌を抱えて闘病生活な上、既に猫5匹とシェパード犬や熱帯魚も居るので、流石に頼めなかった。

22時。会社の同僚から連絡志手もらった団体さんから残念ながらお断りの連絡を受けた。いま保護活動のかきいれ時。保護猫だけで数十匹居てとても手が回らない。

途方に暮れました。

すると2階でバタバタ物音がする。どうも親猫が仔猫を探しているようだ。私は悩んだ末意を決して、仔猫を親猫に返すためにタオルを沢山入れた箱に仔猫を入れそっとベランダに置いた。その後親猫が仔猫を咥えてベランダから立ち去っていったのだ。

。。。

これが正しかったのかわからない。

知人にこの話をしたら激怒されました。救われたかもしれない命を余計可哀想なことしたと。面倒見られないなら保護するな!最低!と言われすごく落ち込みました。 

でも、そこまで激怒するなら私に代わり助けて欲しかった。道端での発見なら心苦しいがほっといてその場を離れたさ。ただ今回仔猫居たのは私の自宅ベランダ。もし親猫がこのまま来なかったら見殺しになる可能性も。

自分じゃどうすることも出来ないが、お世話出来る人への橋渡しは出来ると思っての保護に至った訳だが結局離してしまったので責められても仕方ないのは承知している。

ただ親猫が必死に探している。こうしたほうが良いと思って仔猫を返した。本来母親が育てることが一番自然であり何度も探しにベランダに登ってきていた訳だ。結果論だが親猫が遅かれ早かれやって来るのであれば保護しないほうが良かった。人の匂いがついてしまった仔猫の運命が気になっている。もう後の祭だが。

なぜ教えた保護団体にメールしなかったとも責められたが、私はそんな事より即助けて欲しかったから電話したんだ。力になって欲しかったのに拒否されたので、ぶっちゃけ話は終わりだ。すぐに他を当たった。知人が激怒したのは知人の言うこと私が聞かなかったから面白くなかったのだろう。結果他も断られ時間も遅くなってしまいなす術も無くなったのだが、、、

私が学んだことは、仔猫を見掛けても安易に手を出さない。仮に見殺しとなっても。野良である以上可哀想だけどそれも運命。そしてこれ以上そんな可哀想な野良猫を無くす為にも、避妊去勢せず外飼いや無責任な餌やりは絶対ダメ。無論捨てるなんて論外。

保護するなら最後まで面倒見るか、確実に助けてもらえる人が廻りに居ること!身勝手なことはしちゃいけない。

それが面倒と思うなら安易に関わってはいけない。保護も結局は人間のエゴと私は考える。言えることは不幸な野良猫がこれ以上増えない事。猫は1度の出産で5匹前後産む。ほっとけばどんどん増えてしまう。一匹でも不幸な猫を減らす為に安易な行動は慎むべき。

今回保護活動する知人に激怒されたのは、私のとった行為が保護活動に反するからである。でも親猫に育てさせるのは自然だと思う。なら触るなよ!と責められたが、居たのが自宅のベランダ。親猫と鉢合わせているし日中は一度も仔猫の元に親猫は現れなかった。このままじゃ!!なのでとりあえず一時的に保護した事は間違っていないと思う。

ただうちで面倒は見られないから廻りに助けを求めた。引き受ける人がいないなら保護した責任であんたが面倒みるべきだと言われたが、早朝から仕事もあるので無理。そして悩む間にも仔猫はどんどん弱ってくる。

保護活動している知人にはお前は最低だと徹底的に責められた。薄情と言われたらその通りだ。私の判断は間違っていたのか。

流石に仕事やりながら寝ずにお世話は無理。日中は家にいないしその為にお休みは取れない。後日野良猫がベランダに侵入しない対策考えます。

うちで飼っている猫も元野良だ。そんな猫たちを譲り受けた者として野良猫が増えないことを切に願っています。繰り返します。無責任な餌やりや避妊去勢せず外飼いするのは辞めて欲しい。自分の行いを棚にあげての訴えとも取られそうだが、こんな事にならない為にも根元を無くす事は必要と考える。

可能であれば保護して最期まで家で可愛がってあげて欲しい。こればかりはそれが不可能な環境の人も居るので無理強いは出来ない。

なら最低限野良猫に餌やりする人たちに言いたい。仔猫は無理だが成猫であれば一度保護して避妊去勢をした後、元居た場所に放した上で餌やりなり面倒みて欲しい。それすらも出来ないなら安易に猫に関わってはならないと思う。全国で年間多数の犬猫が保健所等の動物保護施設で殺処分されている。


害獣と呼ばれる生物に関して殺処分対象になるのは致し方無いのだが、犬猫に関しては人の身勝手な飼育が原因で増えたのである。可哀想と思う事からつい餌やりをしちゃうその気持ちはわかるが、そのせいで犠牲になる命もまた生まれてしまっている事を覚えてもらいたい。私もですがそれを踏まえた上での行動は大事なんじゃないかな。


後日、他で乳飲み子を受け入れてくれる人がふたり名乗り出てくれたのだがタイミング合わなかった。。。無念でした。


追記

仔猫放してしまった事の罪悪感は無い訳ではない。一度保護した以上せめて受け入れてくれる人が現れるまで面倒見るべきだったと頭過る。仮に途中で死んでしまったとしてもだ。覚悟の気持ちになれなかった不甲斐なさ。今回思い知らされた事は肝に命じ絶対に忘れない!


更に追記

ミルクのあげかたや排泄の仕方など教えてくれた仕事関係の協力会社社長の奥さんに、親猫が迎えに来たなら良かったじゃない。貴方の判断は間違っていないよ。しっかしその保護活動の知人さん異常だね。貴方は何も悪くない!と慰められまして、少し気分的に救われました。