お子さんが志望校に合格できずに二番手校に進学した記憶は強く残るようです。常々そう思い続けているのではなくても同じ境遇の人の話を聞くと一気に共感できるという感じでしょうか。

 

家内が義父母と一緒に子供の中学の文化祭に出掛けた時に『おめでとうございます。お孫さん合格されたんですね。』と話しかけられたそうです。お礼を伝えると『息子もここの出身です』とのことで『孫の大先輩ですね』と返したら『銀行員をやっています』とのことで『堅い職業で安心ですね』とつたえたら『銀行員なんかにするためにこの学校に通わせたんじゃない』と声が大きくなったらアルコールの臭いがしたので急いでその場を立ち去ったそうです。義父と変わらない年齢の方だったようですが酒を呑んで子供の出身中学の文化祭に出向いて憂さ晴らしをされていては。。

 

この地域では中学受験に挑戦する家庭は圧倒的なマイノリティーになりますから結果が出ても出なくても世間の風当たりは強くなります。

 

子供の偏差値は考慮せず“このくらいの中学までなら進学させても良いかな”という基準で挑戦されて『全落ちなら地元の公立中学に進学させるから』と言っていたのが見事に全落ちして塾と話し合いされたそうです。子供本人が非常に強いショックを受けていること、中学受験に挑戦したことは皆が知っている中で地元の公立中学に進学するのは厳しいということをアドバイスされたそうです。公立中学に進学するなら転居して地元ではない公立中学に進学することを強く勧められたそうです。転校生みたいなことになるので虐めを心配されたのですが『地元の公立中学に進学しても全落ち扱いされて虐められるから更に悲惨ですよ』とアドバイスされたそうです。『今なら二次募集のある学校に間に合いますよ』とも言われて受験されて進学されました。

 

中学受験に挑戦して私立中学ではなく公立中学に進学するなら有無を言わせない成績をとる必要があります。中学受験に挑戦した子は学力がついているから大丈夫という話も聞きますが難関高校に挑戦するレベルの子には簡単には勝てません。中学受験に挑戦して志望校に合格できないと直ぐに決断しないといけないことが続きます。