子供と幼稚園が一緒だった子で多くの習い事をしていた子がいました。勉強は英会話と学研くらいでテニススクールに通ってバイオリンも習っていた記憶です(ほかにも色々と試されてみえましたが本人が嫌がると強制されていませんでした)。小学校から離れてしまったのですが高校の部活の試合で家内がお母さんに気付きました。県内最難関高校に進学されていました(中学受験には挑戦されない噂は聞こえていました)。その後は(たしか現役で)東大に進学されました。

院にいかれたか何処に就職されたかは知りません。

 

小学校の時のママ友と立ち話した時に色々と訊かれて『中学で英検準二級に合格するように学校から指導されています』と伝えたら中高一貫校は違うわねと驚かれていたようです。無試験で上がれる地元の公立中学とは違って入試で足切りされているので最低ラインの教育レベルは上がっているのかもしれません。

中学の合格者説明会で『合格おめでとうございますの後にこの中で1番から400番まで順位がつきます』と言われたことを入学して直ぐに身に沁みました。『塾など入らなくても学校の勉強をしっかりやってもらえれば大丈夫です』とも言われたのですが『あんなことを信じたら大変なことになる』というひそひそ話もあちこちから聞こえてきました。これについては塾に入らなくても大丈夫ということではなくて『塾に入っただけじゃどうにもなりませんよ』と言えないだけなんだろうなと後から気付きます。

英数の先取りについても耳にタコができるくらい聞かされました。『中学で英検二級レベルの実力をつけないと東大・京大・医学科には間に合わない』とも聞こえてきました。中学入学と同時にパパ塾(父親が指導する)で微積分の勉強を始める子もいました。小四までに公文で英数国すべて高校課程を終了して検定試験にも合格して表彰されている子がいましたが子供の学年の新入生総代です。中学入学時点でつけられてしまっている“差”に気付いて恐怖を感じていました。

『中学受験の時の貯金が切れた』と耳にすることがあったのですが中学受験は余裕でクリアして(この地区の中学受験は関東・関西に比べて最難関校の偏差値が極端に低いので)既に大学受験を意識された勉強をされていたということです(現役で東大に進学)。

中学の頃にワードマラソンという20点満点の英単語のテストが毎週実施されていました。13点をとれない子が五人以上になったクラスは(勉強が)崩壊していくと脅されていました。少しでも勉強をヤル気のある子は多少失敗しても(余裕をみて)13点以上はとるということで、ヤル気をなくしてゲーセンやカラオケに通ったり教室で麻雀をしたり(雀荘に通いだしたら最悪)して遊びだすと仲間を引き込むようになるそうです(勉強をしない自分を正当化するため)。近くの女子高の子と仲良くすることを毛嫌いする母親も多かったのですが『東海高校の子に手を強く握られてラブホテルに引っ張り込まれたけど何もできないから優しく教えてあげた』と錦で働いていた子(近くの女子高出身)に教えてもらったことがあります(千種駅近辺にはラブホが沢山あります)。

林修が講演で『B群の奴らは青春を謳歌していました』と吐き捨ていたことが今でも忘れられません。