中学受験塾で子供が試験の時にどうしても解けなかった図形の問題があったそうですが最優秀の子が自主室でその問題を解いていたそうです。スッと一本の補助線を引いて簡単に解いていたので同様の線を引いて考えていたら解けたようです。

 

中学受験の算数で皆が苦しむのが図形の問題かもしれません。他の問題は足掻いていれば何とかなるのですが図形の問題はパターンを認識していない初見の問題は閃きがないと解けません(問題集の巻末の答えにこじつけようとしてもできないので指導能力がないと話を避けます)。キチンと指導経験を積んでいればパターンを認識して簡単に解けるので算数のプロ家庭教師でまともに図形の問題が解けないのは認知症が始まっているか詐欺師かどちらかです。

 

図形の問題を簡単に解いた子は子供が中高でお世話になった塾に高三から入ってきて(普通は入れません)東大に“楽に”

現役で進学しました。学校の定期テストが終わって皆が浮かれている時に『やっと自分の勉強ができる』と言うくらい勉強していた子です(学校の順位のための無駄な勉強は終わりということです)から勉強しないで東大に進学したということではありません。大学で学ぶ物理の課程を独学で高校在学中に勉強してセンターが0点でも合格できる(足切りがあるのでキチンと得点しています)くらい二次で得点して合格したという話です。

 

 

 

 

子供の学年は東大・京大・医学科にほぼ過半数が進学しました。英数の先取りについて散々聞かされてましたが何時までに何を勉強すれば良いのかの情報に溢れていました。志望大学・学部に合格できるレベルまで勉強を仕上げられないと何年浪人しても合格できないということが明確でした。

 

 

 

 

転塾しても志望校には合格できないと子供が中学受験に挑戦していた頃によく耳にしました。転塾して成績が上がって志望校に合格した子は二人しか知りません。中学受験対応を謳っていた地元の個人塾に見切りをつけて大手中学受験塾に移った子は偏差値を20くらい上げて志望校に合格しました。どういう塾から転塾したか知りませんが名進研に移って成績が上がって東海中学に合格した子もいます。

子供は名進研にお世話になっていたので名進研に見切りをつけて転塾する子や大手家庭教師センターを追加してどうにもならなくなった例を沢山見ました。

転塾して結果をだした二人も元の塾に見切りをつけなければいけなかったのですが“最初の選択”が酷かっただけです。

大手中学受験塾に見切りをつけるくらいの成績の子は何処に転塾しても結果がでないのかもしれません。

風林火山の塾で友達の勧誘を子供に強要(ご褒美のクオカードもありました)していたのでトラブっていたりしました。

 

まともに勉強できない子供は悪くなく、子供の勉強のサポートがまともに出来ない親も悪くなく、結果がだせない塾が悪いとしか考えられないから『今この成績なら東海中学が狙えますよ』と大嘘をつかれても騙されます。

 

 

今この成績なら東海中学が狙えますよという言葉にグラッとして高額な費用を負担してプロ家庭教師に依頼しても“受験に絶対はない”ので東海中学に合格できないこともあります。その時に何中学に合格できていたら納得(我慢)できますか。偏差値が同じ滝中学に合格していたら文句は言えないところです。東海・滝が残念で名古屋中学に合格していたら微妙なところかもしれません。春日丘や高蔵に進学した子を知っています。高蔵に進学した子は全国規模の大手家庭教師センターにお願いしたら名進研を辞めるように強く勧められてずぶずぶに嵌められた結果です。一切の返金もないどころか一言も謝罪がなかったそうです。

 

志望中学に合格できなくてもご縁のあった中学で未来は切り拓けるというのは大嘘で責任逃れの言い訳に過ぎません。

 

 

 

東海中学には合格したけど滝中学は残念で東海中学に進学した子を知っています。卒業時の席次は400番弱でした。相応の大学に進学しましたがこの地域の大学に進学すると『東海出身でこの大学』と言われ続けるようです。関東や関西の大学だと地元に比べて東海高校の知名度が低いので嫌な思いをすることが極端に減るようです。

下宿したいなら国公立限定で自宅から通うなら私立も可と条件をつけられていた子もいました。自宅から通える国公立限定という子もいましたが(浪人も不可だったそうです)現役で名古屋大学に進学しました。

京医を受験したいと親に相談した子がいましたが『京医は駄目。理Ⅲに届かなかったと思われるだけだから。理Ⅲなら受験しても良いけど生活費は自分でかせぎなさい。』とのことで現役で名医に進学しました。

 

子供が中学受験に挑戦していた頃に名古屋中学の説明会を聞いたことがあります(14年前だったでしょうか)。名古屋大学に15人くらい合格していて『教育システムを大改革したので今年は20人以上の合格を目指しますし五年以内に30人以上の合格を目指します。』ということでした。この頃は愛知中学の方が名古屋中学の上にいたのですが僅差になってきていて『近いうちに名古屋中学が追い抜くかも』といわれていました。ただ名古屋中学から名古屋大学に30人以上進学した年はないはずです。直近のデータはHPに載っているはずです。親の出来が大したことがなかったので名古屋大学にそれだけ合格できれば凄いなと感じていました。。

子供が東海中学に進学した頃に『お前スカラー合格した?』とか訊いてくる子達がいたようです。新入生総代の子が灘蹴りをした(実際には受験もしていないそうです)と噂が流れてきたそうです。灘蹴りをした子が太鼓の達人の名人になったという話(もちろん成績はだだ下がり)も聞こえてきましたが本当かどうか知りません。

東海中学に進学した子の家庭は(医学科以外の)名古屋大学進学を望んでいません。

子供の学年は現役で30人(内推薦一人)一浪で5人(二浪以上で合格した子はいません)進学しました。名市大医、岐大医、三重大医、藤田、愛知医科までの地元医学科に80人弱が進学するくらい医学部志向の強い学校でした。更に50人くらいが全国の医学科に進学し東大・京大に70人くらい進学したのでここまででで200人、早慶上理・東工大・一ツ橋に進学する子を加えると過半数を超えます。学部にもよりますが名古屋大学はこの下になるので積極的に目指す子はいません。

そういう事情を親が理解できていない状況で子供が進学したのでかなり大変だったようです。

 

子供が進学した中学では中学生の間に英検準二級に合格するように指導されていました。『中学生の間に二級レベルの実力をつけておかないと難関大学・医学部には間に合わない』と聞いたこともあります。『英語で遅れると一年や二年浪人させても追い付けない』とも聞いたことがあります。高三の夏休みまで甲子園を目指して頑張って現役で国医に進学した理Bの子もいました。中高六年を通してある程度は計画的に頑張らないと志望校の合格は難しいかもしれません。

中学で準二級に合格するように指導されましたが高校で準一級を目指すようにも指導されました。実際は中学でギリギリ準二級に合格するレベルでは高校で準一級には届きません。東大・京大・医学科を目指すにはできるだけ早い時期から計画的に勉強しないと合格できません。

 

 

 

中高で子供がお世話になった塾ですが受講したい講座を申し込むのが早いもの順で、基本的に子供は部活があるので並べなくて頼まれて親が出掛けていました。どうして木曜日に受け付けるのかなと疑問に感じる程度の馬鹿親でしたが少しでもサポートしたいと必死でした(部活が最優先の子だったので)。最初の頃は受付の前に並んで待っていたのですが、希望の講座をとりたい子が増えてきたのか並ぶ人の人数が増えてきて早い時間から並ぶようになりました。塾側が配慮してくれて番号札をもらって指定されて空き教室で待機できるようになりました。長時間受付前の通路で立って待っているのも大変でしたから有り難かったです。入塾時と高三になる時の二回しか全体での説明会はありませんでしたが出入りの激しい塾でしたし熱心な親ばかりでしたから個別で色々と相談されていたようでした。自分が並んでいた時に退塾相談の電話がかかってきて『お嬢さんは○○部のキャプテンでしたよね。あの厳しい部活と勉強を両立しようと頑張っていますからもう少し見守られませんか。』と言われていたことを覚えています。一人一人をここまで把握されているのかと驚きましたが目立つ子だけだったようです。クラス変えテストを受けない子がいて『このままだと一番下のくらすになるけど良いの』と教室まで聞きにみえた時に『塾を続けるかどうか悩んでいてテストを受けていない』と答えたら『まぁさっさとついてきなさい。退塾手続きをしてあげるから。』と連れていかれたそうです。対応されたのは同じ人です。商売最優先で誰彼構わず引き留めるようなことはないようです。

出身高校で推薦を貰えなかったのか挑戦しても残念だったのか大手予備校で浪人しても成績が上がらず相談しても『この偏差値では医学部は厳しいです』と多くの詳細なデータに基づくアドバイスをされてもどうしても医学部を諦められない親が詐欺師に引っ掛かります。

 

 

 

子供は名進研にお世話になりましたが予習はしないように指導されていました。しっかり復習してもらえれば大丈夫ですというこ理由でした。入塾して二か月くらいで予習の必要性を痛感するようになりました。どの科目でもテキストの漢字が読めない状態では授業になりませんし算数や理科は“いきなり授業を聞いて全て理解できるレベルの子”でないなら予習は絶対に必要でした。変な予習をされるとどうにもならなくなるから予習を禁止していると塾で説明されましたが、一切予習せずにいきなり授業を聞いてどうにもならない子なら予習してもしなくても一緒かもしれません。授業を理解できていない状況でどれだけ復習してもどうにもなりません。

塾のテストの後で“受験理科の裏ワザ”に載っていた解き方について質問したら『昔は塾でも教えていたけどその解き方が適用できる問題かどうか判断できない子が多くて教えなくなったんだ。』と教えてもらったことがあったようです。

キチンと足元を見詰めて必要なことを判断していかないといけないようです。

 

 

 

子供は小四まで公文式にお世話になりました。同じ教室で同じ先生に面倒をみてもらって進度に差がついていました。おトイレ帳があってトイレを使う子が名前と入った時間と出る時間を記入するようになっていました。勉強したくない子がトイレに籠って問題になったので導入したそうです。そこまでヤル気のない子が結果を出せるはずもなく途中で辞めていったみたいです。プリントを自分で解いて進めていくシステムなので自律的に勉強する習慣が身に付きましたが、まともに宿題をやってこない子や子供の勉強を放置している家庭は進度が進まなかったかもしれません。

 

 

 

中学受験に挑戦することで子供は勉強する習慣が身に付きましたが、子供が一人でできたことではなく辛抱強く家内が寄り添った結果です。塾やプロ家庭教師にどれだけ金を払っても子供が勉強する時間に親が寄り添わないと結果をだすのは中々に難しいようです。

子供部屋で一人でキチンと勉強して結果をだす子もいます。子供部屋で一人で勉強させて結果に親が満足できないなら親の目の届くところで勉強させるようにした方が良いようです。アメンバーさんに勧めていただいて勉強机をリビングに移動したら家の子は落ち着いて勉強できないどころかまともに机の前に座っていることもできませんでした。

子供の横に座って勉強を見張る必要はありません。共稼ぎでも帰宅して家事をされるところで勉強してもらえれば大丈夫です。子供が分からないところを一々教える必要もありません。美味しいご飯を頑張って作れば良い匂いがして選択や掃除をすれば子供に音は聞こえます。外で働いてきたお母さんが家に帰ってからも頑張っている姿を子供に見せて伝わらないようでは親子の信頼関係がないかもしれません。

 

鉄の子は路線図や駅名を暗記していたりします。好きだから出来るのでしょうが相当な時間もかけています。受験勉強は長所を伸ばすために好きな科目に比重をかけても成績は上がりません。模試で得点できない苦手科目や苦手単元の対策が必要です。嫌いな科目だから勉強量が少ないしだから点数が取れないという悪循環を断ち切る必要があります。志望大学・学部を目指す本人のモチベーションが強いほど自分を追い込んで勉強できます。子供の学校では勉強のモチベーションを如何に維持させるかという話を聞くことが多かったです。勉強を強要すると絶対に質が下がってしまい補うために勉強時間を増やさせると更に成績が下がるという悪循環もありました。