“家ついていってイイですか”というTV番組で二人組の女の子の家についていくことになりました。ケバイ容姿だったので水商売か風俗嬢かと思ったら高校一年生でした。一人は首に刺青入れてるし(シールでした)本当に高校生なのかなと信じられなかったら『こう見えて偏差値70の学校に通っています』と言われて驚きました。家に着いて話を聞いていたら首に刺青のあった子が『中学の時に英検二級に受かりました』と言うともう一人が『私はショボくて準二級しか受かっていない』ということでした。

 

東海中学では中学の間に準二級に合格するように指導されていますが『中学の間に二級に合格しないと間に合わない』とも聞こえてきていました。小学生の時に二級に合格していた子もいますし『英検なんかに拘らない』と受けもしないご家庭もありました。準二級に合格するように学校で指導していますから受けてくださいと担任からお願いされた時に『英検は受けていませんが長男は東大に進学しましたから我が家は英検の必要性を感じていません』と突っぱねられたそうです(兄弟揃って東大に進学しました)。全員が準二級に合格するわけではありません。中学の間は毎週ワードマラソンという英単語のテストがあったのですが“勉強する気のなくなった子の点数がどんどん下がっていく”ので指標になるということでした。

 

どん底から這い上がっていくメンタルがあれば良いのですがキチンとスタートダッシュしておいた方が間違いがありません。中学に進学して最初の代数の試験はほぼ全員が100点で90点未満の子は学年で数人でした。小学校では当たり前に中学受験塾でも優秀で羨ましがられていた子が“それが最低ライン”だと気付くとモチベーションが途切れることもあるようです。幼稚園児の頃から志望大学・学部が明確でキチンと努力してきた子達とも切磋琢磨することになります。

 

中学受験は単なるステップということは本当です。志望大学・学部が明確で中学受験で失敗していたらどうにもならないという家庭もあります。『中学受験は単なるステップで志望校に合格できなくても大丈夫です』というのは全くの嘘で詐欺師の言い訳です。

 

 

 

追記

 

志望大学・学部が明確でなく拘りもないならどの中学に進学しても問題はないかもしれません。推薦してもらうために学校への貢献が必要になる(親の貢献です)と聞いたことがありますが何処の大学でも何学部でも問題ないなら関係ないかもしれません。そもそもどうして中学受験するのか分かりませんが。。