子供の中高一貫校進学が決まり『これで高校受験はしなくていいし大学受験は六年先か』かくらいに軽く考えていました。

 

元アメンバーさんから『東海生ならSEAくらいこなさなきゃ駄目よ。家は知らなくて途中で入ろうとしたら夏休みまで待たされた。』と強く勧められて親子で説明会を聞きにいって体験授業を子供が受けたら中学受験塾で優秀だった子がごろごろいたようです。中学受験はスタートダッシュで大失敗したので懲りていたのか『週一回の数学だけ頑張ってみる』と本人が希望したので入塾を決めました。

 

何も知らない家庭は中学入学時からSEAには通わせないという扱いを受けて困ったこともありましたが最初から入れていなかったら落ちこぼれていたと思います。最初から入ってもついていけなくて途中で退塾していく子も多かったのでお勧めはしません。SEAを強く勧められた元アメンバーさんも“お子さんがSEAについていけなくて退塾された”他のアメンバーさん達から総攻撃されて途中から『私はSEAを大した塾だと考えていない』と意見を変えられていました。

 

大学受験は六年先だから時間に余裕があると口にする父兄もみえましたが大学受験の負担にならない部活を選択する家庭も多かったようです。子供が入学して卓球の水谷選手がブレイクして顧問が燃えてしまって『ピンポン部に入れたつもりが卓球部になってしまって大変』という話を聞いたことがあります。『あの部活だけは選んじゃ駄目』と複数の人からアドバイスされるくらい拘束される部活に本人の強い希望で入部しました。『せっかく教えてあげたのに』と言われたりもしましたが子供のモチベーションの元なのでどうしようもありません。子供の学年に日能研の表紙組(漢字組)の子が三人いたようで色々と影響を受けたのか東大・京大・慶応医・名医までに過半数の子が進学しました。上の学年も下の学年も子供の知っている範囲では飛び抜けた結果を出した学年のようです。

 

PTA、部活の母の会、地域懇やら何でも親が集まると大学受験と勉強の話になったようです。わざわざ中学受験に挑戦して子供を東海中学に進学させた家庭で大学受験の結果を期待しないことはありません。学年が上がっていっても思ったような成績がとれていない父兄の周りは空気がピリついていったようです。『学年で30位なんて情けない結果しか・・・』と騒がれていた方もみえました。『高二はB群で鍛えてもらって高三でA群に上がるのが良い』という話も聞きましたがA群には上がれなかったようです。B群で鍛えてもらうということ自体が有り得ない話で、学校の勉強をメインにしてA群にいた子は模試の結果が出るようになって“大学受験の準備”をしていなかった現実を突き付けられてパニックになっていました。

 

『祖父母が京都にいるから』とずっと言ってみえた方に『そういえば京大志望でしたよね?』と言ってしまった時に『馬鹿にしないで。家の子は東大志望よ。浪人させる気はないから東大が駄目なら慶応ね。』と言い切られたようですが現役で京大に進学されました。高三の夏休み明けに泣きながら予備校のコースを変更されたそうです。本人が嫌がって慶応は受験しなかったそうですが。。。

 

『浪人しても国公立には届きそうになかったから推薦で藤田よ』と聞いたことがあります。藤田の推薦が駄目だった時の為に他の医学部に出願されていたでしょうしセンター試験も受けてみえたのでは。。 国公立に合格していたら藤田の推薦は蹴られたかもしれません。浪人しても藤田の推薦しか受からなレベルだったので現役の時は藤田の推薦も残念だったのかもしれません。『現役の時に一校も一次試験に合格できていないようでは何年浪人しても医学部に合格できない』と名古屋大学の院卒の医進予備校の先生が言い切っていましたが本当にそうなのかもしれません。

 

『中高東海でどうしてそんなところに進学させた?』と言われたくない気持ちが強いと詐欺師に引っ掛かることもあります。