中学受験塾の新学年が二月から始まることも知らずにドタバタで五年生になる四月から中学受験塾にお世話になりました。

 

小学校に入学するときに理科の実験教室(中学受験塾と一体のところです)に通わせ、水練会で苦労しないようスイミング、英会話教室、ピアノ、サッカーと早くからキチンと準備されていたのにお子さん本人が頑なに中学受験を拒んで受験すらさせられなかったご家庭からどう思われているか考えが甘かったです。

 

『名古屋か愛知に合格できてたら大満足でしょう』というところだったのかもしれません。

 

『どこの中学に進学したの。いい加減に白状しやぁ。名古屋中学?』と家内が訊かれたようです(当時は東海・滝・南男・愛知・名古屋の順でした)。

 

家内が東海中学と答えたら『あんたんとこの子が東海中学に合格したら早くからキチンと準備した家庭に失礼でしょ』と怒鳴りつけられたようですが“心の奥底からの本音”だったのかもしれません。

 

 

 

家の子が医学部に進学したことが納得できない方からそんなことまでするかと言いたくなるようなことをされたので『MARCHくらいしか合格できないのに・・・』という表現をしたら知り合いから誤解されました。

 

『家のことをそう思っていたなんて』ということで何をどう説明しても分かっていただけず謝罪しても許していただけませんでした。

 

『子供が医学部に合格した親の気持ちと残念だった親の気持ちとどちらに寄り添う人が多いか分かる』というようなことを最後に言われた覚えです。

 

『家の子の学校でも東大を目指して頑張っている子もいますけど、子供にはとてもあんな勉強はさせられない』と言われていたので医学部を目指してみえたとは想像もしていませんでした。

 

志望大学・学部の合格を目指して頑張って勉強することを主張できない雰囲気でもありました(勉強だけが全てではないですし子供も部活に入れ込んでいましたから話はかみ合いました)。

 

学校が違うと価値観が違うのですが『東海の常識は世間の非常識』と言われるように東海中学のそれは乖離していました。

 

学年の七割が理系を選択するということに驚かれることが多かったのですが、七割が理系を選択するという環境下では数学のウエイトが高くなりました。

 

東大・京大・医学部に学年の半分弱が進学します。勉強に専念して結果を出す子もいましたが部活や学校行事も頑張って結果を出す子が多かったです。『子供にはとてもあんな勉強はさせられない』というような勉強はしないでも結果が出る子が多いということです。

 

高三の夏まで甲子園を目指して頑張って現役で国医に進学した子もいます。

 

試験前から試験が終わるまで友達の家の離れに“勉強合宿”と称して集まって煙草すって酒を呑んで徹マンして試験の成績が良かった子もいたそうです。『俺たちと一緒に遊んでいてアイツも絶対に勉強していないのに』ということでしたが。。 麻雀にハマると面子から抜けられなくなるので成績が下がるのですが例外はあるようです。

 

入試で合格点をとれば合格できるので、人間性の善し悪しは関係ありません。

 

他人を騙そうとして近寄ってくる輩は本性を隠して近寄ってきます。

 

しつこくつきまとわれても断ったり、一度は騙されても途中で気付いて切り捨てたりすると初めて本性を曝してきます。

 

 

子供が中学受験に挑戦していた時にプロ家庭教師の押し売りにあいました。子供の偏差値と志望校をお伝えしたら『お任せください』ということでしたが説明が納得できなくてお断りしました。『あんな成績で東海中学なんて受かるわけねぇだろ』と紹介者に捨て台詞を吐いていたそうです。

 

知り合いのお子さんがお世話になった医進予備校で、私大医は学費が工面できないので選択できないことと多浪はさせないことを事前に伝えてあったそうですが相当しつこく私大医の推薦を勧められたそうです。父親が改めて出向いて話をしたところ無理強いはされなくなった(マンツーマン指導をするはずの時間に推薦を強要されていた)そうですが北大の総合理系に押し込んで良しとされたそうです。現役の時より偏差値が下がっていたそうです。

 

『現役の時に一次試験に一校も合格できていないようじゃぁ何年浪人しても医学部には合格できねぇよ』と言い切る医進予備校の先生がいますが、カモを探している時には絶対に言いません。