★図形の規則性の問題(2015年 桜蔭中学校) | 恋する中学受験 ~大学受験を見据えた中学受験~

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今日は、2015年に女子御三家の1つである桜蔭中学校で出題された図形の規則性の問題を紹介します。

 

親子で挑戦してみてください!

 

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いろいろな大きさの正三角形を,次のように置いていきます。

 

はじめに,図1のように1辺の長さが1cmの正三角形3枚①②③と1辺の長さが2cmの正三角形2枚④⑤を置きます。

 

図1

 

次からは,できた図形の最も長い辺を1辺とする正三角形をもとの図形のとなりに,図2のようにうずまき状に置いていきます。

 

図2

 

このとき,⑰の正三角形を置いたときできる図形の周の長さは何cmですか。

 

 

(2015年 桜蔭中学校)

 

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■解答・解説

 

このような問題は,規則性を見つけて、表を書いて考えることがポイントです。

 

たとえば,図3で,正三角形⑨の1辺の長さ(赤線部分)は,その1つ前に置いた正三角形⑧の1辺の長さと,5つ前に置いた正三角形④の1辺の長さの和になっています。

 

図3


たとえば,図4で,正三角形⑧の1辺の長さ(赤線部分)は,その1つ前に置いた正三角形⑦の1辺の長さと,5つ前に置いた,正三角形②の1辺の長さの和になっています。

 

図4

 

 

このことより,表を書くと,⑰の正三角形の1辺の長さは,65cmとわかります。

 

 

できる図形の周の長さは,最後においた正三角形の1辺の長さ2つ分と,1つ前から4つ前までに置いた正三角形の1辺の長さの合計になります。(図5参照)

 

最後に置いた正三角形の番号をとすると,
周の長さ=
正三角形の1辺の長さ×2(赤線)
+正三角形(●-1)の1辺の長さ(緑線)
+正三角形(●-2)の1辺の長さ(橙線)
+正三角形(●-3)の1辺の長さ(水色線)
+正三角形(●-4)の1辺の長さ(紫線)

 

図5

 

 

よって,⑰の正三角形を置いたときの周の長さは,
65×2+49+37+38+21=265(cm) ……(答え)

 

 

 

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