今日は、2014年の渋谷教育学園幕張中学校で出題された約束記号・整数の性質に関する問題を紹介します。
親子で挑戦してみてください!
----------------------------------------------------
Aを0ではない整数とします。
A=a×a+b×b
となる0ではない整数 aと b の組(a,b)の個数を[A]と表すことにします。
例えば,A=37のとき,a×a+b×b=37 となる a と b の組(a, b)は,
a=1,b=6となる場合と,
a=6,b=1となる場合の2組あるので
[37]=2
となります。
また,A=8のとき, a×a+b×b=8となる a と b の組(a, b)は,a=2,b=2となる場合の1組だけなので
[8]=1
となります。
また,A=3のとき,a×a+b×b=3となる a と b の組(a, b)はないので
[3]=0
となります。
このとき,次の各問いに答えなさい。
(1) [65]はいくつですか。
(2) [A]=2となる整数Aのうち,30以下の奇数であるものをすべて求めなさい。
(2016年 渋谷教育学園幕張中学校)
----------------------------------------------------
■解答・解説
(1)
a×a は,平方数のことで,
65=a×a+b×b となるとき,65以下の平方数は,
1×1=1,
2×2=4,
3×3=9,
4×4=16,
5×5=25,
6×6=36,
7×7=49,
8×8=64
の8つで,このうち和が65になる組み合わせは,1と64,16と49です。
よって,
このとき,(a, b)の組は,(1,8),(8,1),(4,7),(7,4)の4組なので,
[65]=4 ……(答え)
(2)
Aは奇数なので,2つの数の和が奇数となるということは,
1つが奇数で,もう1つが偶数になります。
そこで,奇数の平方数(1,9,25,……)と偶数の平方数(4,16,…)のうち,和が30以下になるものを調べると,
1+4=5,
1+16=17,
9+4=13,
9+16=25,
25+4=29
の4つになることがわかります。
よって,
[A]=2となる30以下の奇数Aは,
5,13,17,25,29 ……(答え)
----------------------------------------------------
子どもに、勉強の楽しさ、わかる喜びを伝える教材は、
まで。
各種ご相談は、「gaku3102002あっとまーくyahoo.co.jp」
までご連絡ください。
ぽちっとお願い致します。(人気の記事も見られます)
その一押しが今後の励みになります。