適性検査(中高一貫校)で出題された過不足算問題 | 恋する中学受験 ~大学受験を見据えた中学受験~

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今日は、公立中高一貫校の適性検査で出題された特殊算の1つである「過不足算」の問題を紹介します。

 

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昼休みに,6年生全員でいくつかのグループに分かれて「長なわ」に挑戦しました。

 

6人ずつのグループにすると2人残るので7人ずつのグループにしたところ,グループ数は3つ減りましたが,残る人はいませんでした。

 

6年生は全員で何人か,求め方を言葉や図,式を使って書きましょう。

また,答えも書きましょう。

 

石川県立金沢錦丘中学校 平成28年度(2016年)

 

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過不足算とは,ある数量をいくつかに分けるとき,その分ける数量と余り不足から,初めの数量や分ける個数を求める問題をいいます。

 

例えば,「何冊かのノートを子どもたちに配ります。1人に4冊ずつ配ると2冊余り,1人に5冊ずつ配ると10冊不足します。このとき,子どもの人数は「   」人です。」のような問題で,
本問では,1つは余り,もう1つはぴったりとなっています。

 

■解答・解説

 

6人ずつのグループの数をとすると,次のように,表すことができます。

 

同じ差の集まり全体の差を比べたいので,6人ずつのグループの数から3つ引いたグループとして図表を書き直すと,次のようになります。

 

「1グループあたり1人の差」で,「▲グループで20人の差」になるので,
▲は,20グループとわかります。

 

これより,6年生の人数は,7人のグループが20グループできるので
7×20=140(人) ……(答え)

 

 

 

求め方の解答例は,以上をまとめて次のようになります。

 

6人ずつのグループの数を●とすると,次のように,表すことができる。

 

7人ずつのグループの数を▲とすると,次のように書き直すことができる。

 

 

 

「1グループあたり1人の差」で,「▲グループで20人の差」になるので,
▲は,20グループだとわかる。


これより,6年生の人数は,7人のグループが20グループできるので
7×20=140(人)

 

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過不足算の方程式を使わない図表を用いた解き方は、上記の解説だけでは、完全には理解できないと思います。

他の特殊算にも言えることですが、例題をたくさん解いて身に着けるしかありません。

 

過不足算のまとめは、コチラ。お役立てください。

 

私立中学の受験を考えている方は、特殊算は必須ですので、コチラをおすすめします。

 

 

 

 

 

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