今日は、筑波大学附属中学校(2017年)で出題された平均算の問題を紹介します。
親子で挑戦してみてください!
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3g,4.5g,,5.4gのコインが55枚あります。3gと4.5gのコインすべての平均の重さを求めると4gでした。
また,4.5gと5.4gのコインすべての平均の重さを求めると5gでした。
4.5gのコインは何枚ありますか。
(筑波大学附属中学校(2017年)
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■解答・解説
「3gと4.5gのコインすべての平均の重さを求めると4gでした。」より
3gのコインの枚数を●枚,4.5gのコインの枚数を▲とすると,
面積図は,図1のようになります。
図1
平均の重さ(4g)でならす(平らにする)とはみでた緑色の部分がへこんだ水色部分にうまることがわかります。(図2・3参照)
つまり,「緑色の面積」=「水色の面積」
となります。
図2
図3
水色の面積のたての長さは
4-3=1,横の長さは●,
緑色の面積のたての長さは
4.5-4=0.5,横の長さは▲,
となります。(図4参照)図4
よって,
水色の面積=緑色の面積 より
1×●=0.5×▲
両辺を2倍して
2×●=1×▲
これより,
●:▲=1:2とわかります。
「4.5gと5.4gのコインすべての平均の重さを求めると5gでした」より
5.4gのコインの枚数を■とすると,面積図は,
図5のようになります。
図5
平均の重さ(5g)でならす(平らにする)と
はみでた緑色の部分がへこんだ水色部分にうまることがわかります。(図6・7参照)
図6
図7
つまり,「緑色の面積」=「水色の面積」
となります。
水色の面積のたての長さは
5-4.5=0.5,横の長さは▲,
緑色の面積のたての長さは
5.4-5=0.4,横の長さは■,
となります。(図8参照)
図8
よって,
水色の面積=緑色の面積 より
0.5×▲=0.4×■
両辺を10倍して
5×▲=4×■
これより,▲:■=4:5とわかります。
●:▲=1:2,
▲:■=4:5
とわかったので,これらの比をそろえると,次のようになります。
●,▲,■の枚数の和は55枚なので,
以上より,
4.5gの枚数は,20枚 ……(答え)
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