今日は,穎明館中学校(2015年)の問題の解答・解説です。
相当算とは,ココで詳しく解説しましたが,割合とある数(数量)がわかっているときに,もとになる量を求める問題をといいます。
相当算は「割合」を利用して解く文章題の代表的な問題です。
割合でおさえるべきポイントは,割合とはもとにする量(基準とする量)を1としたときに,
それに対してもう一方が「何倍」かを表す数値であるということです。
もし「●の▲に対する割合は?」と問われたら
「●は▲の何倍か?」と同じ意味なので,
●÷▲
と計算すればよいことになります。
相当算の解法のポイントは,線分図を書いて考えることです。
それでは,問題に挑戦してみてください!
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A君は1軒目のお店で持っているお金の1/3を使い,2軒目のお店で残りのお金の2/5を使ったととろ,750円が残りました。
はじめにA君は「 」円持っていました。
穎明館中学校(2015年)
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■解答・解説
「A君は1軒目のお店で持っているお金の1/3を使った」
ことより,線分図は次のようになります。
「2軒目のお店で残りのお金の2/5を使ったととろ,750円が残った」
ことより,線分図は次のようになります。
「2軒目」の線分図より
「1軒目」と「2軒目」の線分図より
(ア)の式に(イ)を代入して
よって,
はじめにA君が持っていたお金は,1850(円) ……(答え)
※本問は,下記2つの式から,消去算の代入法を
用いて解いたことになります。
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