テンパズル(10パズル)問題 公立中高一貫校 適性検査 愛媛県共通問題(2014年) | 恋する中学受験 ~大学受験を見据えた中学受験~

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皆さんは、テンパズル(10パズル)またはmake10という遊びはご存知でしょうか?

 

テンパズルとは、4つの数字と四則演算などを用いて「10」を作る遊びのことで、電話番号や車のナンバープレートなどで問題を作ったりでき、子どもの計算力をつける面白い遊びです。

 

一般的なルールとしては、四則演算「+,-,×,+,( )」のみを使用し、数字の並び替えは許されますが、数字を2ケタや3ケタにするなどの結合はダメです。

 

例えば、

 

■{3, 4, 6, 9}の場合

 

解答例1

3+4+9-6

 

解答例2

6×(9-4)÷3

 

解答例3

(4×9-6)÷3

 

解答例4

3×(46÷9) これができた人はかなり凄いです!

 

■{1, 4, 6, 9}の場合

 

解答例1

 6+9-1-4

 

解答例2

 4×(9÷6+1) ←これができた人はかなり凄いです!

 

 

いずれも答えが10になっていますね。

 

計算順序や( ) の使い方がポイントとなっています。

 

 

今日は、テンパズル(答えを10にする)ではないですが、同じルールである数をつくる適性検査の問題を紹介したいと思います。

 

是非、親子で挑戦してみてください。

 

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■公立中高一貫校 適性検査 2014年 愛媛県共通

 

はるかさんは,次のような式を作りました。

 

(1+1-1)÷1=1
1×1+1÷1=2
(1+1+1)÷1=3

 

式は,どれも1を四つ使い,+,-,×,÷,( )の記号を使って計算したもので,
答えが1から3になるようにできています。


近くにいたさくらさんがそれを見て,「おもしろいね。わたしは2でやってみるよ。」と
言って,次のような式を作りました。

 

(2×2-2)÷2=1
2+2+2÷2=2
(2+2+2)÷2=3
2×2×2÷2=4
2+2+2÷2=5
2×2×2-2=6

 

 

さくらさんの式は,どれも2を四つ使い,+,-,×,÷,( )の記号を使って,答えが1から6になるようにできています。

 

それでは,3を四つ使い,+,-,×,+,( )の記号を使って,答えが5から10になる式を作るとどのような式ができるでしょうか。

 

答えが5から10になる式をそれぞれ一つずつ書いてください。

 

ただし,3は必ず四つ使い,+,-,×,÷,( )の記号は何度使ってもかまいませんし,
使わない記号があってもかまいません。

 

 

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□解答・解説

 

足し算,引き算,かけ算,割り算が混ざったときの計算順序のルールは,次のようになります。

 

■ ルール1:基本的に左(前)から計算する。

 

例えば,「12÷2×3」の計算は,
まず,12÷2を計算し,12÷2=6となります。
次に,6×3を計算し,答えは18になります。


もし,2×3を先に計算してしまうと,2×3=6,12÷6=2となり,
正しい計算結果とは,異なってしまいます。

 

 

■ ルール2:( )で囲まれた部分があれば,( )を先に計算する。

 

 例えば,「10÷(2+3)」の計算は,
まず,(2+3)を計算し,2+3=5となります。
次に,10÷5を計算し,答えは2になります。


もし,10÷2を先に計算してしまうと,10÷2=5,5+3=8となり,
正しい計算結果とは,異なってしまいます。

 

 

 ■ ルール3:足し算,引き算より先にかけ算,割り算を計算する。

 

例えば,「8-2×3」の計算は,
まず,2×3を計算し,2×3=6となります。

次に,8-6を計算し,答えは2になります。


もし,8-2を先に計算してしまうと,8-2=6,6×3=18となり,
正しい計算結果とは,異なってしまいます。

 

 

 

答えは,次のようになります。

 

□ 答えが5になる式

 

(3+3)÷3+3=5

 

□ 答えが6になる式

 

3+3-3+3=6

(3+3)×3÷3=6

 

□ 答えが7になる式

 

3+3+3÷3=7

 

□ 答えが8になる式

 

3×3-3÷3=8

 

□ 答えが9になる式

 

3×3+3-3=9

3×3×3÷3=9

 

□ 答えが10になる式

 

3×3+3÷3=10

 

 

この問題の解法のポイント

 

まず,2つの数の計算でできる数を考えます。

 

3+3=6……①

3-3=0……②

3×3=9……③

3÷3=1……④

 

すると,0,16,9の4つの数ができます。

 

この4つの数の組み合わせ(①~④の式の組み合わせ)で,

6~10の数ができないかを考えます。

 

例えば,

6=6+0 なので

①+②より

3+3+3-3=6

ができます。

 

7=6+1 なので

①+④より

3+3+3÷3=7

ができます。

 

8=9-1 なので

③-④より

3×3-3÷3=8

ができます。

 

9=9+0 なので

③+②より

3×3+3-3=9

ができます。

 

10=9+1 なので

③+④より

3×3+3÷3=10

ができます。

 

 

 

 

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