今日は、
夏休み親子服育講座
を開催しました。
新しい企画、しかも初の子供向けファッション講座ということで、どこまで理解してもらえるかが予想出来なくて、いつもとはまた違ったドキドキを感じながら今日の日を迎えました。
中学3年生・小学6年生の姉妹と、飛び入りで4歳の女の子が参加してくれました。
まず最初に、ファッションが第一印象を左右するということをお話ししました。
そして、どんな風に人に見られたいかをヒアリングし、『好き』と『似合う』だけではなくそのイメージに合った服選びをすると、相手にそのイメージで見られるようになるということを伝えました。
色々なコーディネートを自分達で考えてもらうことが出来るテキストを使いながら、デザイン・テイスト・バランス・色の意味や合わせ方といった項目に分けて、なりたいイメージになるにはどんな服選びをしたら良いのかをレクチャー。
こんな風に書いてしまうとかなり難しいのでは?と思われるかもしれませんね(笑)
でも項目ごとにコーディネートを考えてもらい、理論はあくまでも理論として、とにかく自由に楽しく取り組んでもらいました。
4歳のJちゃんに理解をしてもらうことはさすがに出来ませんでしたが、楽しみながら選んでくれました。
6年生のSちゃんは、その場では何となく意味を理解出来ていそうで、コーディネートも項目に沿っておしゃれに上手に出来ていましたが、とにかく楽かった!といった感じ。
その点中学3年生のRちゃんは、色々自分と置き換え考えながら取り組んでもらえていたようでした。
驚いたのは、
・お買い物をする時手持ちの服を考えて選んでいるということ
・成長期のため少ない服で着回すことを考えてしまい、無難な同じような服を選んでいるということ
・お小遣いの中で自分でやりくりして服を買うため、通販で安い服を選んで買っている
・成長期のため少ない服で着回すことを考えてしまい、無難な同じような服を選んでいるということ
・お小遣いの中で自分でやりくりして服を買うため、通販で安い服を選んで買っている
まさに大人と同じですね!
というか、きちんとワードローブを考慮してお買い物をするなんて、大人でも出来ていない人が多いですけどね(笑)
でも、中学生から無難なものを選んでしまうとは・・・
Rちゃんは、自分のなりたいイメージと今まで選んでいた服の違いを、ワークを通して改めて認識出来たようでした。
視覚的に見えてしまうと、違いを認識せざるを得ないのです。
本当はしたいファッションが出来ない理由(金銭的なことではなく)も、実は本人も分かっているのですよね。
中学生でも、コンプレックスからの思い込みで、本当にしたいファッションを出来ずにいるのです。
私がこの講座を企画した理由のひとつとして、まさにこのRちゃんと同じ状況の大人を沢山見ていて、大人になると長年培ってしまった思い込みを外すことは難しいと感じているということがあります。
でも今日実際に開催してみて、中学生でももう既にそういった思い込みがあるということが分かり、でも小学6年生では本質まで理解が出来ない、ということが分かりました。
もちろんそれぞれの性格によっても違うのでしょうけど。
ただ、中学生でお年頃になると、親の言うことは中々素直に受け入れられないけど、他人しかもファッションの先生から言われたことによって、素直に考えるきっかけにはなったようだと、お母さんからご報告を頂きました。
講座後のランチタイムで、Rちゃんとお母さんもが今の状況の改善策について話し合っていて。
そのきっかけなれたのも嬉しく思いました。
また参加されたお母さん達から頂いたご感想は、後日紹介させて頂きますね。
初の試みで反省点や改善点もあります。
まだ個人では誰もしていない活動にもなりますので、参加自体理解を得られることが難しい状況でもあります。
でも、今日こうして共感してご参加下さった方々もいらっしゃるし、何より実際にやってみて、必要なことだと確信しました。
誰もやっていないことを広めていくことは時間と労力と根気が要りますが、私のライフワークのひとつとして、コツコツ頑張って行こうと決意した1日になりました。
ご参加下さった方々には、本当に感謝しております。
次回は、10月くらいに名古屋で開催しようかと思います。
よしっ!頑張るぞー!!