植物の成長に必要な3大栄養素。
窒素・リン酸・カリ 「N」「P」「K」の元素記号で表されます。
肥料の袋をみると
例えば、N-P-K 5-10-5 などと表示がされていますが、これはこの肥料の中には、N(チッソ)が5%、P(リンサン) が10%、 K(カリ)が5%含まれていますよということになります。
覚えているようで忘れてしまうこれらの働き・・・
「葉っぱの色が悪い時は何を与えればいいんだっけ?」
「成育がイマイチのときは・・・・?」
■チッ素
チッ素(N)Nitrogen は葉や茎を大きくし葉の色を濃くするため「葉肥」といわれます。
植物のタンパク質や葉緑素などをつくるために必要となります。油粕に大量に含まれています。
・働き 葉や茎や根の生育を促進します。
・欠乏 生育が悪くなる。緑色が薄くなり葉が薄黄色になる。
・過剰 花や実が付きにくくなる。生育は良いが全体的に軟弱になり病害虫にかかりやすくなる。
窒素を主成分にする化学肥料:硫安(硫酸アンモニア)・尿素
■リン酸
リン酸(P) phosphoric acid は開花・結実に役立つため「実肥」とよばれます。
植物の細胞を構成する成分で、細胞分裂の盛んな茎や根の先端部に多く含まれています。
リン酸は他の二要素と違い多く吸収しても過剰障害がありません。 したがって、必要量より少し多めに与えるようにします。
牛ふんや鶏ふんに含まれています。
・働き 開花・結実を促進する。
・欠乏 花の数が減り、開花や結実が遅れる。 古い葉の縁が黒味がかったり紫色になる。 根の伸長が悪くなる。
・過剰 障害は出難いが成長が止まり成熟が促進して収量が低下する。
リン酸を主成分とする化学肥料:過リン酸石灰(過石)・熔成リン肥(熔リン)
■カリ
カリ(K)カリウム potassiumポタシウム ドイツ語で「Kalium」は根の発育を促進するため「根肥」といわれています。
植物の生理作用を円滑に行う働きをして生長促進をはかっています。
病気や寒さなどに対する抵抗力をつける作用もあります。
・働き 根や茎を強くし病気にかかりにくくする。
・欠乏 果実の味や外見が悪くなる。 葉の縁から変色したりする。 根の生育が悪くなり根腐れを起こしやすい。
・過剰 カルシウム、マグネシウムの吸収が悪くなる。
カリを主成分とする化学肥料:塩化カリ・硫酸カリ
有機のカリ肥料は草木灰やヤシ灰ですが化学肥料に比べてはるかに少ないため化学肥料で補わなくてはなりません。
有機肥料と化学肥料(化成肥料)
有機肥料である堆肥を十分に施さない土壌では、どんなに肥料を与えても、作物は良好な生育ができません。
かといって有機肥料だけでよいというわけでもありません。有機肥料にはほとんど含まれない3大栄養素であるカリは、化学肥料で補わなくてはならないので、「化学肥料は悪い」とばかりもいえません。
限られた花壇や植木鉢の土では、どうしても栄養は不足します。
ガーデニングには、有機肥料を土台に上手に化学肥料を使うことが大事なのでしょう。
肥料の基本がわかる
http://www.e-garden.co.jp/hiryo/hiryo0605.htm
http://www.e-garden.co.jp/index.html
菌根菌
http://www.cleanplanet.info/lib/mycorrhiza/mintroduction.htm
誰も定期的に肥料や水をやっていないのに、一年を通じて青々と生命に満ちた山や森で植物が育つ訳は
自然環境に生える植物は、ほぼ例外なく菌根菌と共生関係を持っているためだとか。
過リン酸石灰は、気温の低い時によく効く肥料として寒肥として使われる