(2023年8月7日18:25撮影の夕方の曇り空にかかったの虹、外側にも薄い虹があり2重です。)
宙月の映画紹介(1)
「裏窓」
今回は映画の紹介です。
私は映画も好きで若い頃から沢山の映画を鑑賞してきました。
新作や準新作にも面白い映画はありますが、イマイチのピンとこない作品もあります。そんな時外れ無しで楽しめる方法として「キネマ旬報オールタイムベスト・ベスト100/邦画編/外国映画編」のような過去に評価されている所謂名作をあたるのも良いと思います。今回は1999年度版の「キネマ旬報オールタイムベスト・ベスト100/外国映画編」に41位にランクされている。
 アルフレッド・ヒッチコック監督の「裏窓」を紹介したいと思います。1954年のアメリカのサスペンス映画です。主演はジェームズ・シテュアートとグレイスケリーです。グレイスケリーはやがて俳優を引退しモナコ王妃になられる方でフランスのブランド「エルメス」のケリーバッグはグレイスケリーが愛用していたことから名づけられました。グレイスケリーのエレガントな美しさやキュートでチャーミングな演技が、見られるのもこの映画の魅力の一つです。
 事故で車椅子生活を送る男がアパートの部屋の裏窓から目撃する事件の顛末を描いています。
 私がヒッチコック作品で秀逸のだと思うのはサスペンス映画が主体なのでハラハラドキドキといったスリル、不安、恐怖の感情も描かれるのですが、やすらぎや愛情、慈愛、思いやりなどの感情の描き方も素晴らしく、どれも映画を鑑賞したあとも心に残り、時々思い出すことがあります。
 「裏窓」では主人公は足を骨折しており、入浴が出来ませんので、自宅に訪問看護師が来て、全身清拭やオイルマッサージを施す場面が描かれていますが、会話も含め、大変心あたたまるシーンとなっています。
 
宙月の名画紹介