ずっしり・・・
みなさんおはようございます。今日は比較的余裕があり,一息ついているtysonです。
おとついの話ですが,映画を見てきました。
日曜日は午前中病棟回診して,午後は雨だったし,なんとなくその時間からモーグルって気分でもなかったので,
ちょっと注目していた「墨攻」を見てきました。
これはもともと小説があって,それをベースに10年ぐらい前に漫画になっていたものが今回映画として公開されたものです。
中国語訳された漫画をよんだ監督が内容に感銘をうけ,映画化につながったそうです。なので,役者さんはみんな中国・韓国の人です。
「墨攻」とは,「墨家を攻める」の意。
「墨家」とは,約2000年前,中国の春秋戦国時代,(秦が中国を統一する少し前)に,儒教と並ぶ勢力を誇っていた思想家集団のこと。しかし不思議なことに,この思想は秦が中国を統一すると忽然と姿を消してしまいます。
その教えは一言で言うと,
「非攻」=決して他国を侵略しない
「兼愛」=自分と同様に他人を愛する
というものだそうです。
興味深いのは,「非攻」ではあるものの,「非戦」ではないところ。
つまり,自分から攻めることは決してしないが,自分や家族,同胞を守るためには,徹底的に戦い守り抜くのが特徴です。
そこから,「墨家のように堅く守り抜く」の意味で今でも「墨守」という言葉が残っています。
映画は10万の大軍から,兵士・住民4000人あまりしかいない小国をたった一人で守ろうとする墨家・革離という人物を中心としたストーリー。
これから映画を観る人のために詳細は書きませんが,大変見応えのある映画でした。
監督が伝えようとしたのは
,「硫黄島からの手紙」
「ラストサムライ」
「ラストオブモヒカン」
「ダンスウィズウルヴズ」
とちょっと似ているかもしれません。
見終わってスカッとする映画ではありませんが,ずっしりと心に残る,考えさせられる映画でした。お勧めです。
が・・・
映画に感情移入しすぎて日曜の夜からズドーンと暗くなってます・・・(-.-;)
学会デビュー戦
みなさんこんにちは。tysonです。
現在,病棟回診が無事終わり,医局でこれ書いてます。
ブログを書き始めた頃は,
「同じような毎日の繰り返しで書くことなんかあんまねーだろな」
なんて思っていたのですが,
いざ始めて見ると,あにはからんや,
書く・・・
というか,読者のみなさんに伝えたいことが結構沢山あって,
そのわりにゆっくりブログを更新する時間がとりづらかったりして,困ってますf(^^;)。
(そーいや昔,B'zの歌で「繰り返しなんか全然ない暮らしをしてるはずだぜHoney!なのに今日もあの娘喫茶店で毎日同じよとボヤきまくり」ってあったっけ。)
「なにかを伝えるために書く」という行為は,
自分を見つめ直すことにもつながったりして,
心の重荷がちょっと軽くなるような気がしています。
さて。
例の学会発表ですが。
前日(つまり金曜日)までに最終チェックをして,パワーポイントファイルをUSBメモリーに落とします。
最近は,学会発表はもっぱらパワーポイントファイルしか受け付けないようになってるみたいですね。
発表慣れしている先生は特に原稿を作らず・・・というか,原稿を頭に入れて聴衆を見渡しながら発表しますが,
私の場合はデビュー戦ということで素直に原稿を作りました。
夕方からは病院全体の研修会で,「チーム作りのコーチング論」というタイトルで講演があったので,
それに出席。翌日の度胸付けの意味も含め,一発質問しておきました。
で,なんかあんまり盛り上がりなく当日。
なんとなく学会って先生同士でまとまって行くもんだとおもっていたのですが,
日帰りの地方会ということもあり,
各自ばらんばらんで行くことに。
まあ私も子供ではないので平気っちゃぁ平気ですが
なんせ学会などという得体しれないとこに行くのは初めてなんで
,まあ大丈夫だべーって気持ちと
なんかあったらどうしようという気持ちまぜこぜで新幹線に乗りました。
会場のある仙台について,タクシーで会場へ。
会場に着くと,まず総合受付を済ませ,受付票をもらいます。
この受付には,重要な意味があるみたい。
「私は内科の医者でーす」って胸を張って言うには,内科専門医,内科認定医の資格が必要なのですが,
(これは他の科でも同じ)
専門医試験,認定医試験の受験資格,あるいは資格更新のために一定の「単位」が必要になってきます。
で,論文を専門誌に投稿したり,学会で発表したりするとその「単位」がもらえる仕組みになっているわけ。
なので,医師として一定のレベルをキープするためにも学会に出席したり発表したりすることは大事な事みたいです。
その後,演者受付をします。
受付場所に行くと,ノートパソコンがずらりと並んでいて,
説明に従いUSBメモリーで正しくパワーポイントが作動するかをチェック。
特に問題ないことが解れば,USBメモリーを係の人に渡します。
以上でとりあえず受付は終了。
あとは自分の発表まで,興味のある分野の発表を適当に聞きに行くことになります。
会場は4つに分かれていて,それぞれ消化器,内分泌・代謝,腎臓,血液,神経,呼吸器,アレルギー・膠原病,循環器,感染症と時間差で区切ってありました。
私の発表時間まではまだ間がありましたが,発表会場では呼吸器のセッションをやっていて,
プログラムによれば私の医学部の同期が何人か発表することになってるのもあったので,
早めに会場入りして呼吸器の話を聞いていました。
私の同級生も2人ほど発表していましたが,がんばってる姿を見てとても励みになりましたねぇ。
で,演者の入れ替わりのタイミングなんかを観察したりしてるうちに,私の番となりました。
片手でパワーポイントを操作して
反対の手でレーザーポインタを動かして
そんでマイクでしゃべるってのは案外大変。
レーザーポインタを左手で使ってたということもありますが
,緊張してるせいでポインタがぷるぷるふるえ,
スクリーン上をハエみたいに飛び回り,思うところに指すことができず・・・
でしたが,まあうまく5分できっちりまとめることができました。
いよいよ質問コーナーです。
適度に質問があるのはよい発表の証だそうで。
質問が全くないのは,発表があまりにすばらしいか,もしくは
「そんなんどーでもよくねー?」
みたいはクソ発表かのどちらからしいんですな。
(多くは後者)
ただ今回は,発表した症例がとても難しいと言うことと,
発表を応募した後に検査結果が思わぬ方向にいっちゃったりなんかして,
突っ込みどころ満載の発表だっただけに
,どれだけ串刺しにされるかとビビリバビデブー♪だったんですな。
しかし会場の皆さんが優しかったのか,どうなのか,質問は3つ。
そのどれもが想定範囲だったので,自信満々に答えることができて,内心ほっとしましたヨ。
事前に指導医の先生と
「先生,厳しい質問が飛んできたら,『その件は指導医の○○がお答えします』って話ふりますから助けてくださいね(それが普通。)」
「いやー,後ろの方で白旗ふってたら,tyson先生,うまくしのいでよ」
なーんてありがたいお言葉が。
なので質問コーナーも終わってホント安心しましたヨ。
今回は地方会ということもあり,午前中で全てのセッションは終わり,
「tyson先生は,発表も堂々としていたし,そもそも見た目からしてとても研修医とは思えないからなー。とても初めての発表とは思えなかったよ♪」
というほめてんだかちゃかしてんだか解らない言葉を頂いて,
その後昼飯ぐらいは指導医の先生と一緒に食べるんだろうなんて思っていましたが,
先生はそのまま評議員会だかなんだかの仕事があるとかでさらっと姿を消し・・・
同期の連中も午後は病院の仕事があるとかで早々にちりぢりに・・・
一人ぽつんと残された私はスゴスゴと仙台駅へと向かったのでした。
仙台とくれば「牛タン」が有名。
昼飯は絶対牛タン食うぞ!!と鼻息を荒くしていたのですが,
いやー,やっぱり気づかないうちに緊張していたんですかねぇ・・・
駅に着いたら気持ち悪いというかなんというか,さっぱり食欲がわかず・・・
結局,ニョーボのおみやげに「とろろ芋つき牛タン弁当:ヒモを引くだけでほっかほか」\1100円也を買って
ぐったりしながら新幹線に乗り込みましたとさ。
・・・
今回学会に出席して思ったのは,
病院の中にこもっていると
「井の中のカワズ」になっちゃうなぁ」
ということでした。
いろんな発表を聞くことで,
「へー,この症状にはこんな病気が隠れてるんだ」とか,
新しい治療法とか,
そういうものに触れることができるので,
医師としてのレベルを保つために結構大事なんだなぁということです。
今まではなんか学会ってヨクわからんって感じでしたが,
これからもチャンスを作って積極的に出席して,
そこで得た情報を患者さんにフィードバックしていこうと思います。
・・・
うーん,なんかダラダラ長いだけでなんのオチもないつまらん文章になってしまったな・・・(-.-;)
最後までお読み下さった方々,ありがとうございましたm(__)m
打ち上げ
みなさんおばんです。tysonです。
おかげさまで学会デビューは無事すみました(^^)
その話をかこうと思ったら,スキー仲間から呑みのお誘いが・・・
打ち上げをかねてこれから呑みに行って来ますf(^^;)
学会の様子は改めてアップしますねf(^^;)
・・・
んーでも,うちに帰ってきたときはへべへべなんだろーなー(-.-;)