「パパ、早く、早く出かけようよ」
息子のウキウキした心のうちが、おいらにダイレクトに伝わる。
準備が終わった彼の心境は
ポケモンセンターのことでいっぱいになっているのであ~る!
おいらも同じだよ。
いや、少し違うか。
おいらは、ポケモンセンターよりもジラーチよりも
キミとふたりきりで出かけられるのが、楽しみなのだ。
オトコ同士で出かけられることなんて、そうないだろう。
きっと、パパを遠ざけるだろうし、照れも出てくる。
素直に出かけてくれるのは、いつまでなのかな?
そんな先もことも、なんとなく感じてしまうからこそ
このデートは、とても意味があるのだ。
父親と息子がちゃんと向き合える時間って
そんなに多くない気がする。
それは、自分の過去を振り返れば、分かること。
いつでも出来ることは、実は、今しかできないこと。
それは人生のなかで、一瞬の出来事。
だからこそ、ひとつずつ、楽しんでいきたいものであ~る!
あとで、振り返ると、それは宝物のような時間なのだから。