先日の北陸新幹線開通とともに
金沢の兼六園へ多く人が訪れたようですね。
日本文化として格式高く伝えられてきた日本の庭。
今からの季節、益々心癒される場所になるのでしょうね。

最も身近に自然を感じられる場所の庭は
私たちの生活の中で、観賞から生活の場として移り変わってきました。
今回は、エクステリアの 庭 についてお話しします。
一言に庭と言っても多様な庭があります。
例えば、門廻りから玄関ドアまでに位置する 前庭 です。
門廻り・アプローチと一体になり、外からの目に触れることも多く
人の意識の切り替えを促す門と一緒に
家の顔ともいえるスペースです。
プランには特にそれを心掛けなくてはならない庭です。
リビング前で家族の趣味や希望を取り入れたり、
座敷前で客人を和ませるなど
用途や目的によって大きく違う庭。
それが 主庭 です。

建物に囲まれ住宅と一体化された 中庭 や
塀などで囲まれたごく小さな見て楽しむ 坪庭。
物置や物干し・ゴミ置き場としても利用される 裏庭 などがあります。
部屋の間取りはもちろん、日照・風通し・視覚などから
どのような庭にして、その役割を果たすのか?
新築であれば設計段階で庭も含めた計画ができると、
自然の恵みを利用でき、機能も果たせる庭になります。
広さに制限があり、スペースに余裕がなくても、
プランに工夫凝らし、庭としての役割を持たせることは
可能だと考えます。
