まだまだ続きます、、
この前TVが復活したことを書いたのですが、Amazon Prime videoも見えるように
してもらって(設定してくれて、ありがとう
その無料映画の中に 映画版 ノルウェイの森 (2010)
があったのですが、評判悪いことも聞いているし、
とにかく女性陣の配役をあまり気に入らないので、見ないつもりだったのですが、
やはり 映画ともなるとそれなりに見た人がいるだろうし、そこの解釈を確認しとく必要が
あるかなと思って、見ることにしました
ーー まあやはりかなり「いただけない」
ー 表面的には、本のあらすじを辿ってるだけで、本よりセリフが
カットされてる分、意味わからないのでないかと、これは致し方ないとも
言えるけど、 しかし
ー 最大の問題は レイコ さん、
とにかく暗すぎる(映画しか見てない人は小説みてみる方が良い
最後の東京にやってきて「寝る」部分が 正直なってない ですね、
あれじゃあ年増のおばさんがやってきて、自分の都合のために寝てもらった
みたいじゃないの、、わたなべにも ほんとにするんですか?とか言わせて、ねえ
(直子が死んじゃったことを悲しんで泣く、とかも全く「なってない」ですね
そもそもあれ、直子の葬式するために来たんだから、小説では明瞭に
そう言っているし、全ての行動がそれに沿ってるのに、監督は理解しなかったか、、
ー 前回の⑥で書いたけど、そもそも 1973年のピンボールで直子の葬式は
双子に導かれて「終了している」
だけど、パラレルワールドの ノルウェイの森 の世界ではその葬式に
導くのが、双子じゃなくて レイコさんなんだ、(というのが私の解釈
本当は、そこ重要、なのに
ー あとこの映画「だけ」見た人は100%間違いなく、直子のことが嫌いになると思う
なぜならそもそもキヅキの自殺の原因が直子にあるとしか思えない作りだから、
要するに直子がキヅキと寝れなかったので、それがショックだから自殺した
としか見えない表現になっている(そんな理由で本当に少年が自殺するか?
ってことは後日考察する)、なら悪いのは直子ってことになってしまう
それって直子の自殺理由も「キズキを死に追い込んだ自責の念」
ってことになり、映画では、その「悪い直子」(邪魔者)がいなくなって、
(他に映画では自分が邪魔者になるのが嫌なのが自殺理由の一部(大部分?)
とも見える表現になっている)
ワタナベと「良い緑」が結ばれることができて、めでたしめでたし
ともおもえるでしょ、私はそうではないと思っている(まあ小説の方では
数えてないけど10つくらいの複合要因が書いてある)、
どっちかと言えば「邪魔者だから消えよう」と思ったのではなく、
「緑がいるから安心して死ねる」という方向性だと思う
また、小説からの重要な一節はこれだと私は思う、重要なフレーズ
(映画では出てこない)
ーーー
私たちは支払うべきときに代価を支払わなかったから、そのつけが今まわってきているのよ。だからキズキ君はああなっちゃったし、今私はこうしてここにいるのよ。
ーーー
「私たち」って言ってるでしょ? 自分(だけ)のせいとは本人も思ってないんですよ。
あと重要なのは、この一文って 直子はキヅキの自殺理由をなんとなくは
理解してるはずだってことなんですね。明瞭には小説には書いてないけどね。
こういう感じで、この小説ってやはり結構むづかしいとは言えるんだろうな、
かなり詳しく読まないと何が書いてあるのかを理解できないし(村上初期2作も
読んでいる必要あるし)、あの映画監督はあまり正しくない解釈をしていると思う
ーー蛇足
あと、途中ワタナベが手を怪我してガラスまみれのレコード落ちてる部分、
あそこは ビートルズの「ラバー・ソウル」でしょう、
と思ったので巻き戻して目を皿のようにしてみたけど、違ってた、、
わかっとらんよな、
