読んだ、読み終わった
しかし最後の村上さんの後書き、みたいの
ベタ褒めである、本当のベタ褒め
あと、翻訳って結構大変というか、才能と情熱がいるってのもよくわかるな
今まで読んでた翻訳本ってどこか「直訳風」なのが残り、
なんか洋画の日本語訳とか見てる感じで、ぎこちないのが多いけど、
翻訳家が優秀だと卓越した翻訳ってのが存在できるんだということもよくわかった
(だから他の翻訳本と見比べたかったけど、今日は手に入らなかった)
ちなみに、あんまりオススメしてるんで、原著にも興味持って読み比べようと
も思ってるが(私の英語力で読めるか、
最初と最後が名文だし、翻訳が難しい(から60歳になるまで翻訳しない
つもりだった)と書いてあるが、確かに英語と見比べると最初のとこ
難しいし、翻訳には かなりの意訳が必要なんだなとわかる
(これを直訳しても原文のニュアンスが伝わらない、と言ってるのもよくわかる
だから、今なら翻訳ってAIでできるけど、多分原文をAI翻訳しても
面白くない(村上訳と比べると)のになりそうってのが、よくわかる
ところで村上さんは最後のとこの訳に自信ないと言ってるが、
確かによくわからん文章的な感じもする
そのうち原文読んでみる(見比べる)が、私の英語力だと良さが結局わからんと
なるかもしれない
ーー何がグレートか?
これですよね、わかりやすいグレートではないが、
生真面目に生きて、努力して、悪いこともして(違法ではあっても人に迷惑をかけてる
わけではない)、一途で、人を裏切らない、
だけど女性には振り回されて、結局人生的には成功をつかめない、
そういうグレートだ
これにグレートってつけるとこがセンスの良さなんだろうね
「ちなみに翻訳映画にあるらしい「華麗な」はあまりふさわしくない
けど、華麗じゃないから華麗と呼んでるという高度な逆説を
狙ってるなら、深いけど、それならやっぱし 単に「グレート」で
いいじゃないかとは思うな、」
「オールド・スポートを無理やり漢字じゃなく、カタカナにしたのも
唯一の正解だろうね」
まあ男の美学(死語?)的なグレートなんだろうね、
(今のアメリカにはあまり見受けないタイプのグレート、
武士道精神的なグレートなのか? だけどいつも馬鹿正直なわけではないんだな
こういうのに憧れる男も多いのだろうし、村上さんはその一人なんだろうね、
だから初期村上作品に出てくる「僕」もなんかそういう要素を
持たせたいという「願望」的なものを感じるんだろうね
どちらかというと「僕」はニックの方か、
綺麗なグレートなものはこの世を綺麗に去っていく
いつも残され、惨めだ、と言いながら生きていくのは「僕」に似ているか
