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ある冬の日の光

今まで自分の日記じみた事を書くツールは何度かやってきたけど、結果的にリアルの知り合いが見ているものは
自分をよく見せようとする気持ちが働いてしまって、自分のダメな所はさらけ出せない。
ここでは、素性を隠す替わりに本当に心の内を書いていってみたいと思う。

普段プロ野球を楽しみに観ているが、東京に住んでていつでも

観戦に行けるのに行ったことがなかった。
そこで先週の土曜日に、球場に行ってみたのだ。

現地のチケット売り場はどう並んでるのかわかりにくく、

「ここではなくてあちらで・・・」と
いきなり最初の窓口でしくじり。
そんなことで出鼻をくじかれた気がする。

なんか「小学生の男の子(自分の子)を連れて初めて来た」

みたいな妄想の設定が終始あった(笑)。

当日券買って、グッズはまあいいかで球場内へ。
もう1回表が始まってて席が埋まっており、想像以上に座席の

前後が狭く、とても真ん中付近まで「スミマセン」と言って

通る気がしなかったので、これは一度入ったら出入り

したくないと思い、先にグルメへ。
買ってしまってから席に、という作戦。
そのグルメも、買えそうな窓口で「あっちで」と仕切り直し

させられ、
「もう勝手がわかんねーよ、座席の通れなさもあって、もういいから帰りたい」
ってなった。もちろんそうするわけにもいかないのでなんとか

買って、飲み物も面倒なので自販機でペットボトル。

よくある600mlのやつが350円。

なんとか着席して、観戦開始。なかなかに新鮮である。
前の席の女の人がカップルで来てて美人。これはもう、ただただ
「いいなあ・・・」しかなかった。
隣の男が連れてた彼女も可愛かったし、球場でダンスしてる
チアの子たちも可愛い。
それに「誰か」と一緒に来てるということが羨ましい。
独りぼっちはつまらない。

試合後、ちょい右の方の前列にいた女の子2人が自撮りで

写真撮ってて、「撮りましょうか」と行くかと思ったけど、

ちゃんと撮れてるみたいだったから余計かなとスルーしてたら、

上の方から来た男がそれやって普通に受け入れられてた。

まあ、そこで一声かけられるかの勇気だよな。
まあ試合は同点の9回表に無死満塁を作られるも凌ぎ、

ウラにサヨナラと最高の形。

ただ、ほとんどの人が仲間や恋人、家族なんかと来てて、
たまに俺と同じように一人でいる人は「いかにも」という感じの
ちょっとさえない感じの中年のおじさん。
俺も、それだ。

勝って嬉しかったが、選手は俺のことなど知らない。
チームメイトと喜びを分かち合って選手としても生き残りや
評価アップにも繋がる喜びがあるだろう。
恋人と来ている人は夏の思い出になっただろう。
俺は、なんだろう。
普段映像でしか見てない試合を現場で観れたのは楽しかった。
けど俺自身は何も変わらない・・・。
恋人もいなければ、仕事の辛さも。
好きなプロ野球観戦に、可愛い恋人と来れる事。
もう遠すぎる夢になった。
そんなよくある風景も、俺には奇跡。