ひとりっきりの夏は | ある冬の日の光

ある冬の日の光

今まで自分の日記じみた事を書くツールは何度かやってきたけど、結果的にリアルの知り合いが見ているものは
自分をよく見せようとする気持ちが働いてしまって、自分のダメな所はさらけ出せない。
ここでは、素性を隠す替わりに本当に心の内を書いていってみたいと思う。

9月15日。
春に父親が亡くなって、でも東京に戻れば「いつもの」日常で、
亡くなる前と一見、変わりない。
でも新幹線のホームに行けば、亡くなった後は独特の

「寂しい感じ、悲しい感じ」がして、去年までの

「さあ夏休みだ、実家に帰るんだ」という楽しみ感が
なくなってしまった。


2002年のこの日も、もう遠い過去となり、引きずっていた頃すらも

遠くなったな。
職場でとなりの課は人数が多いので、若い女の子も何人かいて、

やっぱり女の子はいいなあ、とも思うが、もう年齢差がありすぎて、

もし本気でどうにかならないかとか思ってたらちょっと気持ち悪い

オジサン、となってしまう。
新しい恋愛や交際、結婚の可能性がなくなると日常も色あせてしまう。

日常で、楽しく友達のような存在と話すこともめっきりなくなった。
それでも日々楽しみはあるから、それで生きているようなもの。
コロナ前までの旅行でダイビング、とかはしなくなったけども、
それは行動力が減ったというよりも、自分の老後のために

貯金もしなきゃな、と意識が切り替わってしまったから。
もう本当に旅行という発想がない(笑)。行きたくない事はないけど、

独りは辛いからなあ。。。

恋人や奥さん、子供がいるような人とは、もう人生の幸福度の差が

ありすぎて、あっち側の世界は想像もつかない。

中学の時のモテナイ友達の佐藤君は、20歳で初めてできた彼女と

結婚して幸せに暮らしてる。あまりに大きな差だ。


お店の店員さんでかわいい子がいても、向こうからすれば「おじさんのお客さん」でしかないだろうな・・・。


「9月15日」だけど、今年は暑すぎて、あの空気感を思い出して

思い出に浸る、という感じにならない。
ただ、衰えないようにスポーツクラブでのトレーニングだけは一応続いている。そんな秋の日。