消費税を5%に戻す時の作法 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

九州地方で大地震が発生し増税どころか大減税が必要な状況になってきました。

しかし、消費税の税率を一気に下げると、税率が下がるのを待つ人が出て一時的な買い控えが発生します。
一時的なものなので気にしなければいいと言えなくもありませんが、
例えば8%を5%に引き下げるとした場合、期待インフレ率(人々の将来の物価予想)は消費税の引き下げと現在のインフレ目標を加味すると、消費税率引き下げマイナス3%+インフレ目標プラス2%でトータルマイナス1%で(一時的)デフレ状態になってしまいます。

それに対して万全を期す方法もあります。
政府と日銀が協力し、インフレ目標の一時的な引き上げを行うのです。

例えばインフレ目標を消費税引き下げまでの期間5%に引き上げるのはどうでしょうか。
そうすれば、マイナス3%+プラス5%でプラス2%を維持できます。
これで買い控えによる一時的な消費の落ち込みを防ぐことができるでしょう。

5%のインフレ目標と聞いてびっくりする人もいるかも知れません。しかし、長年デフレが続いた日本では2%のインフレ目標は低すぎるのです。クルーグマンなどは日本は4~5%のインフレ目標が必要と言っていたくらいですから、デフレ脱却に役に立つ好ましいインフレ目標なので恐れるに足りません。

いかがでしょうか。

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