TPP大筋合意→TPP芸人の主張が全てデマだったことが判明(5) | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

  ひきつづき、元祖TPP芸人、中野剛志先生(三橋さんのTPP師匠)の過去のご発言を検証してみたいと思います。
 彼が言っていたことは本当だったのでしょうか?この動画の書き起こし記事から。


1.日本が有利なルールを作るのは極めて困難
もし不利になる、被害が及ぶようだったら脱退すればいいじゃないですか、というような言い方をするようになっています。これは詭弁でして、交渉参加国の顔ぶれからみて、まず日本に有利なルールを作るというのは極めて困難。
Sekilala&Zowie


 ふーん。
 交渉参加国の顔ぶれからみて日本に有利なルールを作るというのは極めて困難などと言っています。日本が交渉でやられまくるってことですね?本当にそうだったのでしょうか。たとえば、関税撤廃率で見てみましょう。
TPP交渉参加国の関税撤廃率

ソース:政府 資料1-2:TPPにおける関税交渉の結果

 日本だけ突出して関税撤廃率が低いのが明白です。少なくとも関税撤廃率で見れば日本が滅茶苦茶有利であると言えるでしょう。どうやって言い訳するのでしょうか。

さらに、こんなことも言っています。
コメを例外にしたいと言っても、日本と協力してくれる国ってないんですね。
Sekilala&Zowie

 米は例外にできないってことですね?
 ふーん。
TPP米の交渉結果
ソース:農林水産省 農林水産物市場アクセス交渉の結果(一次公表・PDF:903KB)

 関税撤廃はなしで、枠外税率も維持して、ウルグアイ・ラウンドで設けた枠内でアメリカとオーストラリアに有利にするだけじゃないですか?これ。そして、国内への流入量が全く増えない。
日本が関税貿易一般協定(ガット)ウルグアイ・ラウンドで設けたコメの無関税輸入枠年77万トンのうち、5万トン程度を米国農家がよく栽培している中粒種などの品種に充てる案だ。

 すでに設定している枠内での措置とすることで、国内への流入量自体は増えないが、米国から輸入しやすくして配慮する。日本はこうした案も含めて米国との調整を進め、TPP交渉の妥結を急ぐ。
TPP、米国産コメ5万トン優遇 現行枠で配慮、日本政府が検討 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース


 Wikipediaによると、「2008年現在まで、米は年間77万トンの輸入枠が設定されており、これらは主に米国、タイ、オーストラリア、ベトナム産である[5]。また中華人民共和国産はそのうち約1割を占める[6]。」となっています。これはどういうことかというと、
 中国やベトナム、タイの米が減ってアメリカやオーストラリア産の米が増えるだけ。

 米に関して、日本が失うものは全く無いと言っていいほど守り切ったと言ってもいいんじゃないんでしょうか。

 中野剛志大先生の懸念が杞憂(ウソ)であって、本当によかったですね。
 ここまで見てきてお分かりのように彼はデタラメだらけの言論を垂れ流していたわけで、本当に優秀な官僚様なんでしょうか?そっちのほうが心配です。


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