さて、一応断っておきます。タイトルは安倍増税の真相としましたが、私自身は安倍増税とは思ってません。
消費税増税の反動減が予想以上に酷いようですね。
これを利用して安倍バッシングが吹き荒れています。
まるで第一次安倍内閣の時を見ているようです。
某ポータルサイトにも書き込んだのですが、そのような安倍首相の擁護をしたいと思います。
1.安倍首相は増税推進の首謀者か?
「上げ潮派」「財政健全派」という言葉をご存知でしょうか。「上げ潮派」とは増税じゃなくてインタゲなどで経済成長すれば財政健全もできるという考えの人たちです。安倍首相は当然のことながら「上げ潮派」。
しかし、安倍首相が所属する最大派閥・町村派の領袖・町村は強硬な「増税派」(自称・財政健全派)。
彼らは「上げ潮派」(リフレ派)の考えを忌み嫌っています。
実際、このような恫喝じみた発言も受けています。
2013年9月1日朝日DIGITAL
このように、党内の力関係は圧倒的に増税派が強いようです。
安倍氏は最も増税に消極的な方に属しますが党内基盤が弱いため、彼でも阻止できなかったのだろうと理解しています。
このような状況で、増税憎しで彼を引きずり降ろせばどうなるのか。
朝鮮半島併合を阻止するために伊藤博文を暗殺するようなものと言えばわかる人にはわかるでしょう。
総裁選で安倍氏より票を集めた石破氏は強硬な「増税派」です。
あとは言わずもがなですね。
党内だけではなく、財務省からの増税圧力、彼らの「ご説明」も相当なものだったとも聞きます。
全国民必読 安倍を操る「財務省7人のワル」をご存じか 消費税増税のウラで高笑い | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]
おそらく、安倍首相は、このような綱渡りの状況でなんとか政権を維持して、その中で最善を尽くしているのでしょう。
支持しろとは言いませんが、一方的に批判して、代わりに誰がいるんですかと問いたいです。
2.首相をリコールするとどうなるのか
思い返してみましょう。現政権の出発点、その直前は成長率ゼロで1ドル70円台の民主党だったということを。
日銀のデフレ派、翁邦雄のお仲間の白川方明をゴリ押しで日銀総裁にしたのは民主党です。
しかし、その暗黒の中で奇跡的に安倍総裁が誕生し、安倍政権が発足しました。その結果、たった1年ちょっとで18.6兆円もGDPが増えました。国民所得の合計が2014年4月までに18.6兆円(国民一人あたり18万円)も増えたのです。
増税しないという公約で嘘ついて政権についた民主党が決めた消費増税。
それを安倍首相一人が胸先三寸で簡単に阻止できるのでしょうか。不可能ではないですし、やって欲しかったですが、それには色んなリスクも伴います。容易ではなかったことが推測されます。
政治家というのは自分が乗ってる飛行機の機長のようなもの。
まともな予備のパイロットがいないのにリコールすればどうなるのか。
菅直人内閣のときに、恐怖体験しましたよね。もうお忘れですか?
くれぐれも同じ過ちを繰り返さないようにしましょう!
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