少し前に、私が尊敬する(マジです)藤井聡教授の素晴らしい記事を見たことがあります。
とても素晴しいのでぜひご覧ください。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/10/09/fujii-12/
ミラー
この記事の素晴らしいところは、普遍的な価値があるところです。
この記事にインスパイヤされましたので、このとても素晴らしい記事をひな形として使って、TPP亡国論を切りたいと思います。念のため繰り返しますが、パクリではなく、あくまでインスパイヤです。(※1)
ぜひ、TPP亡国論で煽っている方々(※2)は、ぜひともご覧になり、猛省していただきたいと思います。
言ってみれば、安倍晋三氏を支持する人、しない人の違い TPPバージョン です。
-------- ここから --------
TPPに関して2つのグループがいます。
「TPPの中身を検討しようとする人々」(以下、TPP検討派)と
「TPPは交渉参加したら抜けられず、交渉参加したら終わり。関税自主権の放棄ダー、
国民皆保険制度も崩壊、国体も崩壊・・・亡国の道だという」(以下、TPP亡国派)
おおまかに分けて2つのグループです。
で、次に、この両者の物語を見比べてみることとしましょう。
「TPP亡国派」が共有している物語とは、
「だいたい、“TPP”なんてyo、もう終わってんだyoo!
それにTPPなんてyo, “関税自主権の放棄”でyo,
交渉参加したら終わりなんだからyo、
期待なんてできるはずねぇyooooh!」
というものでしょう。
(注:ご希望に応じて適宜yoをご割愛ください。
それでも物語の趣旨は全く変わらないと思います)
で、「TPP検討派」の共有している物語とは、
「TPPの条件次第では、“民主党”のせいで危機に陥った“日本”を
立て直す道具として使えるのではないか。
これから、“マスコミ”は必死で『TPP亡国論』を始めるだろうが、
何とかそれと戦わなければ、“日本”の未来は無い!」
というものでしょう。
(注:ご希望に応じて適宜yoを追記ください。
それでも物語の趣旨は全く変わらないと思います)
そうすると、TPP検討派、TPP亡国派双方の「精神の有り様」には
大きな相違があることが見て取れるようになります。
「TPP亡国派」の物語は、
国益なぞは関係なく
「ミクロ」な「イメージ」について語るものとなっています。
一方で、「TPP検討派」の物語は、それとは真逆に、
ミクロなイメージなぞは関係なく、
「マクロ」で「実質的」な「国益」について語るものとなっています。
これは、例えば国土強靱化反対派がいつも、
国民を見殺しにすることなぞお構いなしに
「シロアリ」「バラマキ」という「イメージ」を語る一方で、
国土強靱化賛成派は、
国民の生命と財産を守るという「実質的国益」を語っている、
という構図と全く同様です。
いずれにしても、TPP亡国派(=マスコミ論調派)は、
「日本の国益に関わる事項について、
頭も胆力も使わずに、イメージやムードだけで
誹謗中傷する(→例)」
という“さもしい精神”の持ち主であり、
TPP検討派は、
「頭と胆力を使いながら、
日本の国益に関わる事項について考え、
場合によっては、自ら戦うことすら厭わない」
という“滅私奉公的精神”の持ち主であることが、
上記の物語の対比から「含意」されることとなります。
(さらにおまけで言いますと、この両者の対比は、
ハイデガー的に言うなら、
TPP亡国派が非本来的時間性の内に生きる人々であり、
TPP検討派が本来的時間性の内に生きる人々であり、
オルテガ的に言うなら、
TPP亡国派が「大衆人的精神」の持ち主であり、
TPP検討派が「貴族的精神」の持ち主であり、
ニーチェ的に言うなら、
TPP亡国派が「末人的精神」の持ち主であり、
TPP検討派が「ツェラトストラ的精神」の持ち主であり、
(略)
という「傾向」が濃厚に存在していることを「暗示」しています。)
(略)
・・・・以上、いかがでしょうか?
-------- ここまで --------
<注>
※1 もし不都合でしたら記事を削除いたしますので、ご一報ください。(内容証明の送付は不要です)
※2 拙記事「TPP阻止国民会議の面子がすごい」参照
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