マネタリーベースを増やしてもマネーストック(マネーサプライ)が増えていないじゃないかなどと言って、金融政策を無効だと言い張ることがあります。
(最近はいわゆる似非ケインジアンも金融政策無効論者に成り下がっているようです。)
その時に使われるのがこのような図。

あまり関係ないような印象を持たれるかもしれません。
しかし、大事なことを見落としています。
マネタリーベースとマネーストックでは規模が大きく違います。
こちらの図を見て下さい。

規模の差が8倍から10倍はあるのです。
最初の月の規模の違いを加味して最初のグラフを作りなおすと、このグラフになります。

マネタリーベースの変化がマネーストックに反映されていることがわかります。
マネタリーベースはマネーストックに含まれるので当然といえば当然ですね。
これらを見ればわかるように、マネタリーベースを増やしてもマネーストックが増えていないじゃないかというご心配は杞憂であることがわかると思います。
※これらのデータソースはすべて日銀 http://www.stat-search.boj.or.jp/ssi/mtshtml/m.html
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