彼は、「三橋貴明の「新」日本経済新聞」にこんな記事を書いています。
---引用ここから---
また、日本は簡単な審査で外国車の販売を認める台数を年間5000台に増やすことになりました。
「自動車の数値目標は受け入れない」という、安倍総理が守ると約束した自民党の6条件の一つが、もう破られました。
---引用ここから---
いやあ、笑いました。何が「もう破られました」ですか。もう無茶苦茶です。
「自動車の数値目標は受け入れない」というのは正しくは、「自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。 」です。
当然、かつて行われた自動車部品の輸入を180億ドル(2兆円)にしろなどという、自由貿易の理念に反するデタラメな数値目標のことを想定したものです。
これと、簡易輸入手続きを認める数を増やすのでは、全く異なるものと考えるのが普通です。
デマはいい加減にしてもらいたい。
販売を許可したら、その台数分自動的に売れるとでも思っているとしたらそうとう重症です。
てゆうか、日本に何台分のアメ車の需要があると思っているのでしょう。
今回の報道では、簡易輸入手続きを許可する台数を1車種あたり、2000台から5000台へ緩和するという内容ですが、
そもそも、アメ車の1車種の販売台数は5000台に到底及びません。
理由は当然、需要がないからです。
一番売れた、ジープブランド 2011年度販売台数は3500台(チェロキー、グランドチェロキー、パトリトット含む)です。アメ車全体の輸入総数でも1万台ちょっとです。他方、アメリカでの日本車の販売台数は300万台超。桁が2つも違うのです。
その全く売れないものの手続きを簡素化し、手続きにかかる期間が通常の半分になっただけです。
ほぼ有名無実・無害なものなわけです。
全く痛くも痒くもない妥協(?)をして、交渉を有利に進める。これのどこが問題なのでしょうか?
この件で問題があるとしたら東田剛という人の頭のなかでしょう。
この件 【[TPP]聖域なき関税撤廃と言い出したのは誰?】 のデマといい
こんな人が官僚?そっちのほうが心配ですね。
きっと、小林よしのり氏と同様に何か弱みを握られてしまったのでしょうね。残念なことです。
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