脱原発の日本経済への影響+ | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 はじめに・・・。一部、内容はかぶっていますが、大事なことなので、ご了承ください。

 マスメディアは、なぜか、脱原発を早くしたほうが偉いというような論調ですが、全くおかしな話です。彼らは、国家のエネルギー政策について真面目に考えたことがあるのでしょうか。たぶん、まともに考えていないと思います。きっと、どう考えればいいのかすら分かっていないのでしょう。
 何か重要な意思決定をするには、「流れでエイヤー」ではダメで、数字で考える必要があります。そして、いきなり詳細な計算をするのではなく、まずフェルミ推定的に「概算」することが肝要です。この概算を使って、経済的観点から、脱原発を考えてみたいと思います。原発を止めるのは簡単です。しかし、その結果受ける日本経済のダメージはどの程度なのでしょう?
 火力発電のコストは約7円/kwh、原子力の発電コストは約5円/kwh(事故前)ですが、太陽光は42円/kwhで20年固定買取。電力消費量のピークは夏だけでなく冬の夕方~夜にかけてにもあります。太陽が隠れてからのピークはどんなに技術革新が進んでも太陽光単体では全く役に立ちません。ですから、発電した電気を貯めこむ蓄電池がセットで必要です。その蓄電池の単価は2.5万円/kwhです(http://goo.gl/C6tZg)。2010年の原子力発電量はおよそ全体の3割(http://goo.gl/2hlJa)。原子力発電に事故リスクを加味して、火力と同程度のコスト(7円/kwh)がかかると仮定し、原発をすべて太陽光で置き換えて脱原発を達成するとします。これらを使って概算してみます。

((25000+42)*0.3+7*0.7)/(7)=1073.928

 電気代はほぼ発電コストですから、単純計算で電気代が1000倍にもなります。奇跡的に蓄電池の効率が100倍になったとしても電気代は10倍です。要は、太陽光での脱原発は明らかに非現実的ということです。現在、原発を太陽光で代替するという雰囲気(流れ)になっていますが、もし本当にそうなれば電気代が何パーセント上がるというレベルではありません。電気代が何倍~何千倍になるかというレベルです。家庭も企業も月1万円だった電気代が10万円~1000万円になるということです。もし、そうなれば、日本経済が立ち行かなくなるのは火を見るより明らか。新自由主義者が大好きなスタグフレーションの達成です。もし違うというなら、ちゃんとしたプランを示すべきです。
 脱原発を主張する政治家は、気づいていないだけなのか、知ってて口をつぐんでいるのかわかりませんが、絶対にこの点は言いいません。おかしな話です。

 脱原発とか卒原発や反原発の問題は、電力の総量が足りるかどうかなどという話ではないのです。
 もちろん、太陽光を早々に諦めればまだマシですが、そうだとしても、ほとんどを火力に依存するわけで、ホルムズ海峡などの危機が現実になれば、石油やLNGの値段は簡単に2倍・3倍になり、日本経済は大ダメージを受けます。実際、第一次石油ショックの時はたった71年から74年にかけての3年で原油価格が6倍にもなりました。同時にCO2排出量が増え、排出権名目で中国やロシアなどへさらに兆円単位のお金を支払うはめにもなるでしょう。たったひとつの生命線を他国に握られるので外交的立場も非常に弱くなります。

 ※再生可能エネルギーがいかに使えないものであるか、この動画を見ればわかります。






 ちなみに、放射能関連では、「恐怖」で人々を煽り扇動し、正しい情報が隠蔽されていますが、日本は完全に安全なレベルです。こちらを御覧ください。


2012年1月に台湾の空港前で放射線量を測った時の写真です。
0.18マイクロシーベルトと出ています。日本各地の放射線量と大差ないですよね。日本にも元々これくらいの放射線量はあったのです。

もっと詳しく知りたいのでしたら、広島長崎、世界中の核実験場で調査をした放射線防護の第一人者、高田純教授の話をお聞きください。彼はチェルノブイリの放射性セシウム入りのきのこを自ら食べて、内部被曝量を測定したという強者です。

福島を人道科学で支援するシンポジウム 高田純講演・福島 嘘と真実 1/5

福島を人道科学で支援するシンポジウム 高田純講演・福島 嘘と真実 2/5

福島を人道科学で支援するシンポジウム 高田純講演・福島 嘘と真実 3/5

福島を人道科学で支援するシンポジウム 高田純講演・福島 嘘と真実 4/5

福島を人道科学で支援するシンポジウム 高田純講演・福島 嘘と真実 5/5



 高田純教授が、福島県民を実際に測ったところ半減期等も考慮した甲状腺被ばくの総量はチェルノブイリ被災者の1000分の1~10000分の1だったそうです。ここまで明確な差があるのに、チェルノブイリを利用して危険性を煽るのが果たしていいことなのか。測りもせずに危険だ危険だという人の方がよっぽど危険です。
 また、福島で実際に体内のセシウム量を計測して、その中で「最大」の人でも1kgあたり60ベクレルしかありませんでした。多くの人は計測できないほど少量です。1年間でも0.1ミリシーベルト未満の被曝量で全く危険性はありません。そもそも、地球上の人間が必ず内部に持っているカリウム40(半減期12.8億年)による放射能は60~70ベクレル。最大の人でさえもそれを下回る低レベルなのです。

 一方、中国共産党が行った地上核実験の桜蘭周辺から放出された総放射能はチェルノブイリの800万倍!あのチェルノブイリの800万倍ですよ?これを無視して放射能の危険性を煽っても、説得力ゼロです。
 福島で検出されたプルトニウムの量は、今までの中国等の核実験が原因で黄砂等で降り注ぎ日本で検出されたものの半分以下です(http://goo.gl/yMMYH)。このことを考えても、福島やチェルノブイリの危険性だけを言う反原発がどれほど胡散臭いかがわかるでしょう。

 ※再エネ法は孫正義氏が提案したもので、首相(当時)が退陣条件にまでして強引に通したものです。その孫正義氏がどのような人物か、理解しておくことも本質の理解には重要です。

 懸命な日本国民は、脱原発から太陽光というメスメディアによる雰囲気・流れに流されないように注意しましょう。



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