テネシー州のメスのコモドドラゴンがオスがいないにも関わらず三匹の子供(hatchling)を生んだというニュース。

 

 これはparthenogenesis(動画内の字幕参照)という。parthenogenesisをウィズダム英和辞典でみてみると、

 

 

 単為生殖。語源を調べてみると…

 

"reproduction without fertilization or sexual union," 1849, from Greek parthenos "a virgin," a word of unknown origin, + -genesis "birth, origin, creation." Related: Parthenogenetic.

 parthenosが「処女」、でgenesisは「誕生」を意味する語、との説明。

 

 genesisの方は、英語の単語でもたくさんの使われているのでおなじみと思うが、一方のparthenosは、ギリシャの「パルテノン神殿」なんかのパルテノンと同じ。パルテノン神殿をウィキペディアでみてみると…

 

「パルテノン」の名称はギリシア語の「παρθενών」(処女宮)から来ており、パルテノン神殿内にはその名称がつけられる由来となった特別な部屋が備えられていたという[2]。ただし、その部屋がどこか、また何故そのように呼ばれたのかという点には諸説ある。古典ギリシア語辞典 (LSJ) では、この部屋は西の房にあったと言い、ジェフリー・M・ヒューイットは、パンアテナイア祭(en)でアレフォロス(en)[3]が仕立てたペプロスをアテーナーに献上するため、4人の少女が服を選ぶ部屋だと述べた[4]。クリストファー・ペリングは、アテーナー・パルテノス(処女のアテーナー)(en)への信仰は個別的なアテーナー崇拝から起こり、密接に関連しながらも同一化することなく、やがて守り神としてのアテーナー信仰となったと主張した[5]。この考えによれば、「パルテノン」は「処女神の宮殿」と意味し、アテーナー・パルテノスへの信仰との関連性を持つことになる[6]。「乙女、少女」であると同時に「処女、未婚の女性」を意味し[7]、特に野獣・狩り・植物の女神アルテミスを指して使われる「parthénos」(ギリシア語: παρθένος)[8]が、戦略と戦術・手芸そして実践理性を司るアテーナーに冠せられている理由も不明瞭である[9]。その一方で、宮殿の名称が「処女」を暗示する点については、都市の安全を祈願するために処女が最高の人身御供にされたことに関連すると指摘した意見もある[10]。

 ということで、もともとは処女宮を意味したとのこと。

 


 

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