エイブラムスの乗員諸君!90式戦車を紹介しよう。
当時、中隊で広報担当だった私は米陸軍のM1戦車乗員が見学に来るので説明せよと命ぜられた。
写真は、堪能な英語力で米戦車兵に説明をする私だ。
噓をつきましたm(__)m
米兵の視線でお分かりのように
排煙器の陰に隠れてしまっているのが通訳の隊員だ。
主砲弾は徹甲弾と対戦車榴弾の2弾種だとの説明に
「ナゼ発煙弾ガ無イノダ?地点指示ガデキナイト航空支援ヲ要請デキマセン。ドウスルノカ?」
1人の米戦車兵が質問してきた。
「M1A1も同じ2弾種で発煙弾ないだろ」
と答えたかったのだが・・苦笑い(英語できないから)
どうやら話を聞くと(通訳が)105mm砲搭載のM1戦車とM60戦車の乗員だったようだ。
それよりも
『そうか・・発煙弾で航空支援要請か・・・』と
軽いカルチャーショックを感じざるを得なかった
“我々には航空支援はない物”
という固定観念があるからな。
ちなみに、発煙弾(黄燐発煙弾:M313 WP)は61式戦車が装備しており、発煙と焼夷効果から、もっぱら対戦車ミサイル陣地制圧用に使用していた。