山火事・災害派遣
栃木県足利市の山火事が続いている。
月曜日の朝にヘリの爆音で目が覚めた。
家の直上をフライパスしたみたいでかなりの重低音だった。
早朝、暗いうちから大型ヘリが飛んでいるということは災害派遣かな?
と思っていたら案の定山火事だった。
1週間たっても未だ鎮火していない。
鎮火の方向にあるという事だが、早く鎮火してほしいものだと思う。
さて、山火事の災害派遣は何度か参加したことがあるのでその一つを紹介したい。
写真データでは2000年3月4日だから20年以上も前の話だ。
実はあまり良く覚えていない。
何故、私が参加したのか・・・当直だったのかな?
1t水トレーラに災害派遣のプレートを付ける。
撮影時間は午前3時30分(0300時:まるさんさんまるじ)
災害派遣表示は準備最終が普通だ。
準備開始は少なくとも1時間前ぐらいになる。
0335前進命令下達
出発だ
0520時
ヘリ降着予定地に到着
敷地の安全確認及び確保(民間人立ち入り制限の処置)を行う。
0608時
CH47Jチヌーク大型ヘリ到着
木更津駐屯地に所属する第1ヘリコプター団の第2ヘリコプター隊である。
空中消火用バケツ(バンビバケット)の付け方分からないんで、とりあえず見学
取り付け状態を点検確認する飛行隊員
0643
第一波離陸
我々は指揮所開設
0700
指揮所の天幕展張完了
アンテナ付きの中型トラックは通信大隊が開設した通信所
0715時
行政が最近購入したという新品のバンビバケットが届く
飛行隊の隊員とマニュアルを見ながらヘリで吊れるように組み立てる。
何せ“新品”なんで。
慣れないものだからバケツ開いちゃいました事案
一人吹っ飛ばされそうになった危険だよ
とりあえず鎮火の方向のようで1機体制の消火活動
0830時
撤収命令
「用意したのに使わなかったのかい」と立ち尽くす隊員たち。
今回はバケツ取り扱い訓練となった災害派遣
定期的に空中消火用バケツの訓練は必要だね♡という教訓を得て
9時過ぎには駐屯地への帰路に就いた。
以上が2000年3月4日にあった災害派遣のドタバタ劇である。
記憶があやふやだがデジカメデータにより思い出して記述してみた。
この災害派遣は空中消火部隊の支援だ。
そういえば、別の山火事の災害派遣はスキー訓練で疲れ果てた身体で駐屯地に帰ってきたら、そのまま災害派遣に行ってくれと言われ夜の山の中を20リットルの水嚢(ジェットシューター)を背負って手押し水ポンプでひたすら水を撒くということもあったな(遠い目)